京都の旅

おいでやす京都へ

一泊一食4500円、超多忙の旅(97年9月20日発)


京都まで7時間
長野発午前4時半。中央道長野線で名古屋を経て京都へ、約7時間。暑い、眠い。



京都・伏見の民宿は一泊一食にしてもらい、4500円。こんなに安く泊まれるところが京都にある。気取って一泊2万円もいいが、実質的な観光をするには民宿を拠点にするのが一番。
伏見の町は東京の下町に似ている。建て込んだ街並みの中にある一軒の民宿は間口3間ほどで奥に長い。こんなところに民宿が?という印象。おばちゃんと手伝いの女性の二人でやっているらしい。「おいでやす」「おおきに」と京ことば(当然か)。京ことばを聞くと現実ではなくて芝居の中に居るような感じだ。おばちゃん、無理しないで普通のことばで話していいよ、と思ったりするがホントに京ことばだから、おばちゃんんもそう言われても困るだろう。
このおばちゃん、なかなかの批評家だった。それは後をご覧いただかんとあかしまへん。

二階バスの夜の観光。京料理込みで7000円。

午後6時、京都駅前発の定期刊行バスで夜の観光3時間。京都文化博物館→京料理→二条城→東山からの夜景。博物館の説明の女性職員は立て板に水。切れ長、涼やかな目の美人で、きりっと引き締まった表情に「やはり都(みやこ)なんだなあ」と信州のおじさんは感心。
京料理の残骸の写真である(下右)。食事前に写真を撮り忘れたのでこうなった。刺身、天ぷら、きぬかつぎ(さといもに似た芋)、茶碗蒸しなど。写真中央に天ぷらがあった。右上に刺身。松茸も少々。しかしどこかで食べたような感じだなあ・・・。



ここで再登場、民宿のおばさん。「京料理ゆうても、1万円、2万円出しても普通の料理と変わりありません。私も誘われて行くこともあるけれど、普通の料理です」という。本当の京料理もあるのだろうが、今の「京料理」はとてもそんなものではないということらしい。たしかに長野で食べた宴会料理とほとんど同じであった。
おばさんはなんでもはっきり言う。京ことばはやさしい感じだが、ことをあいまいにしないことばだ。民宿の近くの酒屋のおばさんも「どこからおいでですか」「どこにお泊まりですか」「信州からですか、よく来ましたね」「おおきに、おおきに」・・・と、口をはっきり開けてしっかり、大きな声で話す。ぐにゃぐにゃと何を言いたいのかわからないようないいかげんな話し言葉になれた耳にはとても気持ちがいい。


京都駅ビル

景観が問題になっているらしい京都駅ビル。ガラスの壁が空につながる感じでそんなに悪くはない。11階に食堂街。天一の天ぷら、どこぞのカツ丼の店に行列。
大きな吹き抜けがある。人出が多い。



☆3000円の天丼だと。



東山からの京都の夜景。中央左に小さく京都タワーが見える。

ここはアベックの天国だった。そこへ大型バスで乗り込んだ我々が、どやどやとなだれこんだ。アベックは「なんなんだよーー」という感じであった。街の灯は、銀河のような輝きだった。この灯の下で、千年の昔からさまざまな歴史が繰り返されてきたのだなあ。



金閣寺であった。




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