"雑感帳 2001"                           2001年2月号通信より
                     天明伸浩

ついに21世紀になりました。小学生の頃から「21世紀は君達の時代だよ。」と言われてきました。数字が少し変わっただけのような気もするけれど、新しい流れを作り出していくには良い区切りにも感じます。
これからの社会をつくっていくのは私達の世代になります。次第にその時代に責任を持たなければいけない年齢にもなってきます。個人でできることは本当に小さな事かもしれないけれど、社会や時代は個人の行動や考えが基礎となってつくられていくものです。自分達がやっている事や考えている事は21世紀の流れを決めていくという覚悟でこの時代を生きていこうと思います。
「星の谷ファーム」もいよいよ5年目になります。自分のやって行くことを確認するために、「星の谷ファーム」の目的と行動規範を考えてみました。文章にして表現はしたけれど行動が伴わないようではどうしようもありません。実践しながら多くの人達にも共鳴してもらい、より良いファームを作れるようにしていきます。


星の谷ファームの目的

日本は第2次世界大戦後、経済的な成長を最大の目標にして行動してきました。しかし第2の敗戦と言われるバブル経済の崩壊によって、次ぎの行動目標を決める事ができず、羅針盤を失った船のように漂流しながら20世紀の最後を送りました。
また人口増加、温暖化、環境ホルモンなど環境問題では楽観的な考えに基づく行動は許されないことが分かってきました。
私達は21世紀の目標を物質的ではなく本当の豊かさと豊かな自然環境を世界中の未来の子供達と共に享受できる社会を作ることと考えます。本当の豊かさとは、各自が自立したなかで関係を作り、自然とのふれあいを持ち、健康に生活する事ではないでしょうか。その豊かさを実現するためにもまず自分達の地域の中で、風土に合った健康で安全な食べ物による食文化、長い時間をかけて自然との共生の中で形作られてきた農業、これらを守り育てていくことが必要です。そこで星の谷ファームは以下の目的を持ちます。
 ●自然とのつながりを大切にしながら、地域の特性にあった農業を展開します。
 ●構成員それぞれがしっかりと自立し、おのおのの価値観で生活をおくれるようにします。
 ●人も物質も有機的に繋がれるファームをめざすとともに、いつまでも農業が営めるファームや地域を作ります。
この目的を達成するために以下のことを星の谷ファ−ムの行動の規範とします。

星の谷ファームの行動規範

1.地域の豊かで多様な自然を維持するようにします。
2.農業が環境に与える負荷をできるだけ少なくし、有機農業を推進します。
3.健康で安全な農産物とその農産物から作れる加工品を生産し、多くの人に健康で安全な人生を送ってもらえるようにします。
4.自然の中で営める農業を楽しみます。またその楽しさを多くの人に伝えます。
5.星の谷ファーム、および構成員が自立し、精神的・文化的・経済的に豊かな生活を送れるようにします。
6.地域の農業が永続できるように常に人材の育成に努めます。

                       2001年吉日


                           星の谷ファームHP