2004.2
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金魚の病気と治療法

 
腎腫大症
 
  特徴

当歳(満1歳以下)の魚のみがなる病気、重症になると回復は見込めない難病。症状が出るのは秋から冬、越冬後にも発病する。
腎臓が正常の十倍にも肥大するため腹部が大きく膨れ、体が一方に曲がったようになる。
重症なものは平衡感覚を失い横転したり、腹を上に向けてしまう。
原因 原生動物の粘液胞子虫ホーフェレルス・カラシイが腎臓の上皮細胞に感染し腎臓肥大と成る。通常左右どちらかの腎臓が腫れるため
魚体が折れ曲がったようになる。
対策 現在有効な治療法方は確立されていない。 
飼育環境を清潔に保ち、生餌からの感染を防ぐため糸ミミズ、赤虫ではなく人口餌を与える

ダクチルギルス症
ギロダクチルギルス症
 
ギロダクチルギルスの寄生で体表が粉を被ったように白くなっている
・尾ヒレの先が白く濁っている
鰓に寄生した
ギロダクチルギルス
 
 

特徴

吸虫類が体表、鰭、鰓に寄生し大きな被害を出す。
体表や尾ヒレに寄生すると白い粉を被ったようになり尾に寄生した場合
初期症状は尾先が白く濁ったようになり次第に広がる。
症状が進むと尾腐れ病と区別がつかなくなる。
鰓に寄生すると苦しいので狂気のように時々反転する。
原因 吸虫類のギロダクチルギルス&ダクチルギルスの寄生
対策 グリンF マゾテンが有効

エピスチルス症(ツリガネムシ症)
 
  特徴

初期症状は白点病より大きめの白点が出来、次第の大きくなり、鱗がもち上がってくる。
その周辺が充血する。重症になると鱗がはがれて肉が露出して穴あき病によく似た症状になる。
鰭に寄生すると尾腐れ病によく似た症状になる。
原因 原生動物のツリガネムシが、魚の体表や鰭に着生して起こる。
病気の初期に見られる白点はツリガネムシが沢山集まって着生した物。
エピスチス症は病気が進行すると「穴あき病」や「尾腐れ病」によく似た症状になるので顕微鏡を用いて
ツリガネムシを確認する。
対策 グリンF トロピカルゴールド マゾテンが有効
ツリガネムシが駆除された後の傷に細菌感染を起こしやすいので抗菌剤を併用する。

転覆病
 
  特徴

金魚が腹を上にひっくり返る病気で、頭を下に尻を上にした状態で浮いている場合もある。
流金やオランダ獅子頭のような丸い体形をした金魚によく見られる。
他の病気と違って転覆病になた魚も餌を食べるし、すぐに死ぬことは無い。
又他の魚にうつる事も無い。
原因 浮き袋の異常により発生すると考えられ、左右2個ある浮き袋の片方又は両方に異常が生じて転覆すると考えられているが
レントゲンで浮き袋に異常の無い魚も転覆することがわかった。
最近は金魚の脊椎の中の平衡感覚に関係する神経に支障をきたして転覆するともいわれる。
また、腎腫大症によっても転覆する。詳細はこちら
対策 転覆病が完全に治ることは無いが、発病してから間が無い魚は水温を25℃以上にすると回復することが知られている。

泥被り病(白雲病)
コステア寄生症
 
  特徴

白雲状の粘液にプランクトンや泥が付着して泥被り状態に成ることがある。この粘液が取れると体色が黒くなっている。
鰓寄生すると鰓から粘液を異常分泌して酸欠状態になる。
原因 べん毛虫類コステアの寄生が原因
対策 水を清潔に保ち「ホルマリン」4000倍液で30分薬用
「マゾテン20」の24時間浴

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