須沼神明社
 のどかな田園風景の中にひなびた佇まいをみせるこの神社は、長野県大町市常盤須沼の産土(うぶすな)神社で、
大糸線・安曇沓掛駅から北へ歩いて15分、信濃常盤駅からは南へ20分ほどの距離に位置しています。
 創建は鎌倉時代初期と考えられています。江戸時代に入るまでは穂高神社の末社との記録があり、
また、東の山の宮本地区に鎮座する国宝・仁科神明宮とのつながりも深いとされています。
昔は例大祭時に奉納された『須沼歌舞伎』が有名だったそうです。須沼歌舞伎を調べてみますと、
地狂言とか田舎芝居とかの類のもので、明治の後期に須沼神明社の前宮を造ったときに初披露され、
昭和の初めに不景気で一旦中断されたものの、戦後再興しましたが、昭和32年頃には再び中断されて
しまったとの記録が残されていました。
大町市には、獅子舞の類は各地に残っていますが、歌舞伎と呼ばれるものはこの『須沼歌舞伎』のみのようです。
(北安曇の神社、大町市誌より)

 白馬三山を冠に鎮座する須沼神明社の鎮守の森。とにかく北アルプスが荘厳で美しい

 『須沼の一本桜』の右奥に鎮座する鎮守の森の須沼神明社。その向こうには北アルプスが雪を頂く


 拝殿は狛犬に守られ、古いながらもきちんと掃除されて
 います。 この奥には神明造の本殿があります。
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 社務所の左奥に鎮座する小宮七社。
 左から三崎社、稲荷社、秋葉社、八幡宮、春日社、
 八王子社、天満宮

前宮の屋根にあった大きな鬼瓦(明治時代初期のもの)

平成28年の春祭のときの突風で倒れた記念のヒノキ灯篭
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   須沼神明社四百年祭・棟札公開 が行われました

 平成29年6月27日(火)、いにしえに思いをはせながら、そして、百年後の子孫に夢を託しながら、
厳かに祭事が執り行われました。


夏越大祓の茅の輪を∞でくぐり、前宮の横を通って、

夏越大祓式・四百年祭を飾る拝殿に向かいます

奥に神饌(しんせん=神へのお供物)を飾る本殿が見えます。

夕闇が増すころ氏子の面々がお参りに列をなします。

社務所内には棟札と説明文が並べられ準備万端

棟札にご先祖様のご芳名が刻まれているのを期待しながら閲覧しています。