○防府マラソン

今年の後半はあまり練習ができず、防府にエントリーしてから慌てて160分Jogと200分Jogを1回ずつやったくらい。距離には不安のあるまま臨みました。
県縦断駅伝前からの流れで、禁酒は1ヵ月ほど続いており体の切れは悪くありませんでした。
ところが、前の週から風邪気味で、節々が痛くなる「ひき始め」の症状。熱はありませんでしたが、寒気がするため水曜日の刺激走も入れませんでした。火曜〜木曜は朝のJogのみ。前半3'50で行きたいと思っているのですが、そのスピードで走れる自信もなくなっていました。栄養つけろと食べまくったおかげで、体重は62.4kg。長野マラソンの頃より4kgも増えています。

防府へは前日移動しました。受付のあと、バスでコースを下見。大小2つの周回を2度走るような感じの変則的なコースで、全体的にフラットですが2ヵ所(4回)に跨線橋があります。ホテルにチェックインしてから、陸上競技場までJogしたのですが、帰りに防府駅を回ったら地図で見るより距離があり、結局12kmほど走ってしまいました。

今回のマラソンで試してみようと思った事がありました。ランナーズ(12月号?)に載っていた「レース当日朝は炭水化物を取らない」という記事です。いつも「おにぎり3個にアンパン2個」みたいな朝食にしているわたしには衝撃的な内容でした。試す価値あり。それでなくても、今週はたっぷりカーボローディングし過ぎているし、少し控えた方が良さそうです。
そこで、当日の朝は
・どら焼き1個
・ヨーグルト
・サラダ
・VAAMゼリー 1個
だけを取りました。これでアップ終了後にウイダーのエネルギーインを1個だけ。12:02にスタートするときは空腹感がありましたが、体は軽く感じました。いつもなら、カーボショッツを帽子の中に入れていって20kmくらいで補給するのですが、これもなし。給水所にバナナ等が置かれるような大会ではないので、体内のグリコーゲンだけが頼りです。

風邪は治りかけてきたようで、朝からお腹は下っていました。アップ中にも3回トイレへ。今年の長野マラソンでも同じ体調で、途中トイレに駆け込む羽目になったのが不安です。気象状況は曇りで今にも降り出しそうな空模様。気温14度ですが、北東の風4mで肌寒く感じるため、手袋をしてレースに臨みました。




アップ前のわたしです。緊張しています。


スタート直後は思っていたよりもスローペース。ナンバーカードは申告タイム順のようで、わたしの周囲の400番台は1kmを4'10くらいで入りました。
今回のレースプランは20kmまで3'50で行き、そこから粘るというものでした。そのため、3km過ぎから前に出て行き、ペースの合う集団を探しました。10kmでほぼ設定タイムに落ち着き、追い風区間に入ったので集団を離れて前を追っていきました。体は軽く感じられ、快調です。「長野市」のユニフォームで走っているので、沿道の声援も少し多いようです。「まぁ遠くから...」みたいな話し声も聞こえました。
思っていたよりも汗を多くかいているため、給水とスポンジは全て取るようにしました。スペシャルは招待選手だけなので、ゼネラルはスポーツドリンクですが、アクエリアスを薄めたような味でした。水も置いてあったのかもしれませんが、わたしが取ったのは全部これでした。
20kmまでの5kmは風にも助けられて最速のラップになりました。路上には1kmごとのマークがあり、結構正確でした。この辺が35回という歴史を感じさせます。中間点は、諏訪湖マラソンでの自己ベストを上回る1時間21分5秒。ハーフを過ぎても3'50で走れているため、これは好記録が期待できそうだ、と色気が出てきます。折り返しは22.4km地点。市川さんとは4分差。あちらも3'40という設定タイム通りに走れているようです。

折り返すと25kmまでは緩い上り坂になっていることに気づきました。それでもまだ先行する選手をぽつぽつ抜いていき、脚には元気があります。呼吸はまったく苦しくなく、この位のペースならば楽に感じられる程度には走力が上がったようです。
しかし、この辺でペースはキロ4分ちょうどになり、27km付近では初めて後続のランナーに抜かれてしまいますが付いていけません。心臓は平気なのですが、ピッチが上がらなくなりました。右足にはマメができたようです。30kmは初めて2時間を切る1時間56分台でしたが、この1kmは4分10秒。3時間ペースまで落ちました。32kmに最後の跨線橋を通過して、あとはゴールまでフラットになります。
しかし33kmに、それは突然やってきました。
全身の力が抜けて、目がくらんだような感覚がありました。脚がぜんぜん前に進まなくなり、吐き気も催してきます。あまりの変化にうろたえましたが、ハンガーノックだと思い当たり、給水所を探しますが、5kmごとの設置であるため当分先です。ここまでのペースも頭から飛んでしまい、残りの時間も計算できません。ここが精神的に弱いところなんですが、いつも通りに戦意喪失。ただトボトボと歩を進めるようになりました。
36kmの給水所ではついに立ち止まり、リタイヤしようかと本気で思案しました。しかし、スポーツドリンクを3杯飲み干し、少し落ち着いたので収容車に拾われるまでは頑張ろうとレースに復帰しました。
気が付くと、背後に白バイが。ずっと追走しているので、とうとう最後尾になったかと振り返りますが、まだ遠くにランナーが見えています。白バイもいつの間にか離れていきました。わたしがフラついているので、事故を心配していたのでしょうか。
沿道の声援も、「頑張って!」という心温まるものばかりになりました。血糖値が下がっているのか、自動販売機を見ると、コーラが飲みたくてたまらなくなります。『小銭を持ってくればよかった...』と反省しながらまた前進。
40kmまでの5kmは、ちょっと記憶にない27分台。しかし残りを10分で走れれば自己ベスト...とぼんやり考えたものの、気持ちは盛り上がらないまま更に多くの選手に抜かれていきます。結局ペースを上げることなく競技場へ。ホームストレートの入り口で市川さんが手を振っています。「ダメでした〜」と頭を振って見せてゴール。2時間59分をわずかに切ったところでした。

ゴール後は毛布と温かい缶コーヒーを手渡されます。冷えた体にはとてもありがたく感じられました。選手の控室に戻って着替えても、ゴールした解放感はありません。といって悔しいわけでもなく、ただボンヤリしていました。お腹へってたんですね。

順位LapSplit
05km 292 0時間 19分 31秒 0時間 19分 31秒
10km 204 0時間 38分 38秒 0時間 19分 07秒
15km 182 0時間 57分 50秒 0時間 19分 12秒
20km 175 1時間 16分 53秒 0時間 19分 03秒
Half 175 1時間 21分 05秒
25km 171 1時間 36分 23秒 0時間 19分 30秒
30km 166 1時間 56分 35秒 0時間 20分 12秒
35km 186 2時間 19分 07秒 0時間 22分 32秒
40km 267 2時間 46分 27秒 0時間 27分 20秒
Goal 284 2時間 58分 57秒

今回の失敗は、とにかく補給ミスに尽きると思います。負け惜しみではなく、前半のペースは適正だったと信じています。こんな脚に仕上がることは、もう二度とないかもしれません。そのくらい気持ちよく走れましたし、アミノバイタルも飲まないのに、翌日の筋肉痛は全くありませんでした。
補給ミスといっても、本当の原因は体重オーバーです。泥ナワで軽量化を図ったために、当日の朝に食べる量が少なくなってしまいました。ランナーズの記事については、効果があるのかどうか、結論が出せません。炭水化物ではなく、直接糖分の多いものをもっと摂っていれば、ガス欠は防げたと思います。
今までは市民マラソンやトライアスロンで、エイドステーションで補給しながら走ることに慣れていました。いつもカーボショッツを持参していましたし。これの効果は思っていたよりも重要だったということです。同時に、無補給でマラソンが完走できるような練習ができないと、ここから上には行けないような気もします。防府マラソンが終わったら、当分走るのはやめようと思っていたのですが、今はこの失敗を踏まえて、もう一度フルマラソンに挑戦したい気分です。まぁ長野マラソンには申し込み済みなのですが。

防府は落ち着いた雰囲気の、静かな町でした。天満宮とか、山頭火の生家など、観光名所もあるのですが見られなかったのは残念です。長野からは、8:11発の「しなの」で名古屋まで出て新幹線「のぞみ」で徳山へ。そこから在来線で14:45に現地に着きました。指定席を取って\18,900。当日朝でも選手受付がありますので、夜行で入る選択肢もあります。勧めませんけど。
問題はレース当日です。スタートが正午と遅いため、ゴールしてから当日長野に戻るのが困難です。福岡まで出て飛行機で羽田とか、「のぞみ」で東京まで戻って「あさま」の最終とか。現地に泊まったほうが安いですし、そもそもわたしがゴールした時間では、その電車にすら間に合わないのです。
コースはカーブが多いのですが、全体にフラットでタイムが望めます。4回渡る跨線橋は、県庁通りの「みすず橋」程度の勾配で大したことはありません。路面は全体に舗装が良く、長野のように傾いていないので走りやすく感じました。

今年はあまり有名なランナーが走りませんでしたが、わたしの好きな五十嵐(中国電力)が2位に入りましたし、スタート前には坂口監督や、宗猛さんも間近に見ることができました。陸上オタクとしては楽しい経験でした。

フィニッシャーズタオルはありませんが、¥3000の参加費で高機能Tシャツ(メーカー不明の中国製)がもらえたので満足です。沿道の応援は長野ほど多くはないものの、切れ目なく続き、地元に根付いていることを感じました。地元紙は参加選手リストをチラシに入れているため、ナンバーカードから「梨本さーん」と応援してくれる人もいました。
出場することなく終わってしまった「信毎マラソン」とほぼ同じレベルの大会であるため、一度は走ってみたい大会でした。結果は残せませんでしたが、よい思い出になりました。カネボウの工場撤退など、残念な話も出ていますが、この大会はこれからも長く続いてほしいと思います。(12/19)


月日SwimBikeRunランナーズ換算累計注記
12月1日クロール500(9'00)夜サブトラにて60'Jog14km14km体重:59.45kg
12月2日朝サブトラ+4km6km20km体重:60.0kg
12月3日朝サブトラ+4km6km26km体重:59.8kg
12月4日キャッチドリル500自宅〜エムウェーブ〜岩野橋〜松代大橋200分40km66km体重:58.4kg
12月5日東和田〜若槻〜雲上殿〜南長池120分22km88km体重:58.55kg
12月6日0km88km完全休養
体重:61.2kg
12月7日朝サブトラ+4km6km94km体重:60.4kg
12月8日朝サブトラ+4km(16'40)
夜22:30よりサブトラ2kmJog + 6000(22'43)
14km108km体重:60.0kg
12月9日プルブイ1000(17'25")朝サブトラ+4km10km118km体重:59.55kg
12月10日アップ200
クロール200×3(-240、-300)
スカリング25×4
キャッチアップ25×8
クロール50×8(-80)
リレー
朝サブトラ+3km11km129km体重:59.65kg
12月11日若槻〜雲上殿〜南長池〜自宅120分24km153km体重:59.0kg
12月12日東和田〜三富山林道120分CC24km177km体重:59.6kg
12月13日0km177km完全休養
体重:61.4kg
12月14日朝サブトラ+4km6km183km体重:60.8kg
12月15日朝サブトラ+4km6km189km体重:60.8kg
12月16日プルブイ500(8'49)
キャッチドリル500
朝サブトラ+4km10km199km体重:60.00kg
12月17日0km199km完全休養
体重:61.4kg
12月18日ホテル〜防府市陸上競技場〜防府駅〜ホテル75'Jog12km211km防府へ移動
12月19日アップ6km
マラソン(2:58:57)
48km259km防府読売マラソン
体重:59.00kg
12月19日アップ6km
マラソン(2:58:57)
48km48km防府読売マラソン
体重:59.00kg
12月20日0km48km完全休養
体重:62.2kg
12月21日0km48km完全休養
体重:61.0kg
12月22日0km48km完全休養
体重:61.6kg
12月23日運動公園〜須坂県民グラウンド〜戸倉温泉往復
100km
40km88km体重:61.0kg
12月24日アップ200
キャッチアップ25×8
クロール50×8
200mTT(3'03)
50mTT(37"04)
4km92km体重:60.40kg
12月25日朝サブトラ+4km6km98km体重:60.8kg
12月26日自宅〜若槻〜雲上殿〜南長池〜運動公園120'24km122km体重:59.8kg
12月27日0km122km完全休養
12月28日朝サブトラ+4km6km128km体重:60.8kg
12月29日東和田〜若槻〜城山動物園〜東和田〜稲田120分20km148km体重:60.8kg
12月30日プルブイ500(9'20)東和田外周20周(2:26:03)32km180km体重:60.65kg
12月31日0km180km完全休養
月日SwimBikeRunランナーズ換算累計注記

・過去の練習

1997年 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1998年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
1999年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2000年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2001年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2002年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2003年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
2004年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
今月分の練習


最初のページに戻ります

励ましのお便りは nashi@valley.ne.jp まで、