4月6日(木) Stage No4._80km

9:20 2番目スタート。80km先のゴールを目指す。
村を抜けぬけると麦畑。その中を突っ切る。 C1で水を受け取り走り出す。ゴールまであと67km。先は長い。

途中に砂山。思わず登ってしまう。最高の見晴らし。 360°のサハラのパノラマ。遥か彼方の地平線。
水溜まり?池?湖? 蜃気楼だ。
もし疲れ果てて水を求めているときにこれを見たら.....。 あるはずも無い水を求めてひたすらさまようのだろうか。

今日は長丁場。C2で昼食。お湯を入れて3分、焼そばを作る。 サハラでは何もかもが美味い。 (転がっている石の上では目玉焼きが出来そうだ) 後から来たフランス人に分けてあげる。 (やっぱり箸の使い方は下手だった。まるで幼児のよう。)

陽射しが更に強くなる。ここではほんの些細な日陰に 身を隠すだけでも救われたような気持ちになるが、 見渡す限り日陰になるような物は何も無い。 時折、自分の影やバックパックの影に隠れようとしてみたりする。 「そんなとしてどうなる。」と思うだろうが、50℃の暑さは そこまで人間を追い込む。
干からびる前にC3に着いた。井戸だ。水だ。「砂漠にも水が 沸いているんだ。」自然の偉大さに感動。
C1以降単調なコース。ずっと地平線目指して進んできた。 景色は若干変わるけど、進む方向には地平線しか見えない。 「地球は広くて、丸い天体なんだ。」と実感。

サハラへ来て初めて地平線に沈む太陽を見る。 今日1日が終わろうとしている感動のひととき。 (山国長野には地平線も水平線もない空の狭い所。 そんな所で生まれ育った為、地平線・水平線や 日の出・日の入りには特別の思い入れがある。)

だが、レースはまだ終わらない。ゴールまであと40kmぐらい残っている。 ヘッドライトと夜光スティックを取り出し歩き出す。 辺りはだんだん暗くなり、星も輝きを増してきた。 昼間の暑さが嘘のように、夜は寒い。長袖とタイツを着込む。 やっとのことでC4に着く。夜食を食べ一休み。

23:50 顔を洗って歯を磨いて、さあ出かけよう。

1995.APR. 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9