4月4日(火) Stage No2._28km

太陽が顔を出し2日目。
今日はウェーブスタート。(前日のタイムにより4グループに分けられ 遅いグループから順次スタート) 9:30 3番目でスタート。
昨日サハラを走って、”もしかすると入賞できるかな”なんて甘い考えは 吹っ飛んだ。更に”無理して飛ばすと、入賞どころか完走すらできない” と悟った。レースプランを変更し、始めの10kmはちゃんと走って、 残りは流しながらサハラを楽しむことにした。

C1からしばらく行くと、自分のイメージしていた砂漠が現れた。 砂・砂・砂。赤茶色のサラサラの砂の感触がとっても気持ち良い。 C2で砂砂漠は終わり再び荒れた大地となる。
12:00〜14:00頃。サハラの暑さはピークを迎え50℃ぐらいになる。 今日は更に暑い。意識がもうろうとしてくる。
平地線の遥か彼方に白いテントの群れが見える。ゴールらしい。 しかし2時間歩いても着かない。だんだん不安になる。 もしかして、蜃気楼では.....

そんな不安をかき消したのは、後ろからやってきたイタリア人ランナー。 片言の英語とジェスチャーで、「You are crazy.(こんな所走っていて、 おまえは気違いだ。)」と言われて納得。でも、ちょっと冷静になって、 「You too.(おまえだってそうじゃないか。)」と言って 笑って一緒にゴールを目指す。

しかし暑い。なんとかしてくれ。と騒ぎつつもとにかく 足を止めない。 =いつかはゴールに着く。そんな法則を掲げやっとゴール。
辺りには砂山があるだけで何も無い。とりあえず足を治療をする。

夕方同じテントのフランス人から、「誕生日の者がいるからちょっと 騒げけど良いか?」と言われた。「勿論OKさ。」と答え、日本人有志で 枯れ枝を探しに行く。焚き火のプレゼントをしようという事になった。
夕食後、焚き火を囲んでささやかな誕生会が行われた。 思わぬ所で、日本から持参した花火が役にたった。
更に思わぬ事が。
枯れ木を拾い集め、一人増え、二人増え.....。 小さな誕生会は、いつしか百人以上の輪になり、小さな焚き火は みんなのが持ちよった枝木でキャンプファイアーとなった。
それぞれの国の歌や踊りを披露し、それに合わせてみんなで歌い踊る。 盆踊りあり、サンバあり、フラメンコあり......。 まさかサハラの真ん中で国際的なキャンプファイアーができるとは、 とってもハッピー。
星も月もすべてが私たちを迎えてくれているような、最高の夜だった。
何年ぶりだろう、こんなに感動したのは。

1995.APR. 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9