妖刀
「さ、今日も元気にルールのお勉強をしようか」

紗耶
「4ヶ月も更新しないで、何をあたかも昨日もしましたよー的な挨拶をしてるんですか、あなたは」

妖刀
「大丈夫、後から見ればその辺りは分からない。気にせずGOだ!」

紗耶
「はいはい…」



妖刀
「今回は『フラッシュバック』『キッカー』『マッドネス』をやろうか」

紗耶
「はーい」



妖刀
「まずは『フラッシュバック』」

紗耶
「二度使えるお徳呪文ですねー」

妖刀
「そう。フラッシュバック『ある種のインスタントやソーサリー・カードが持つ能力で、プレイヤーの墓地にある間に働く常在型能力と、スタックにある間に働く常在型能力からなる。「フラッシュバック [コスト]/Flashback [コスト]」は、「このカードのマナ・コストを払うのではなく[コスト]を支払うことで、あなたはこのカードを墓地からプレイしてもよい。」「フラッシュバック・コストが支払われている場合、このカードがスタックから離れる場合、他の場所に移動させるかわりにゲームから取り除く」ということを意味する』という能力だ」

紗耶
「ううー。そう言われると分かりにくいですよぅ」

妖刀
「簡単に言えば。その呪文が使えるとき、ソーサリーならソーサリが、インスタントならインスタントが使える状況なら、フラッシュバックコストを支払えば使える。でも、それが解決したり、打ち消されたりしたらゲームから取り除かれる、ってことだね」

紗耶
「最初からそういう風に簡単に言ってください」

妖刀
「まぁ、正確に言えば、という事で難しい説明もしてるんだよ。
 因みに、フラッシュバックでプレイされても『点数で見たマナコスト』は右上に書かれているものだ。それは絶対に変わらない」




妖刀
「次は『キッカー』」

紗耶
「追加で払うと、もっと強くなる呪文ですねー」

妖刀
「キッカーは『その呪文がスタックに積まれている間に働く常在型能力である。 「キッカー [コスト]/Kicker [コスト]」は、「この呪文をプレイするに際し、あなたはさらに[コスト]を支払ってもよい」ということを意味する』という能力」

紗耶
「ふむふむ」

妖刀
「とりあえず《荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage》を例にとって説明しよう」

紗耶
「はい」

妖刀
「《荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage》はG2の2/2だね。能力は以下の通り。

 キッカー(赤)/(白)
 荊景学院の戦闘魔道士が場に出たとき、(赤)のキッカー・コストが支払われていた場合、クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とする。荊景学院の戦闘魔道士はそれに2点のダメージを与える。
 荊景学院の戦闘魔道士が場に出たとき、(白)のキッカー・コストが支払われていた場合、アーティファクト1つを対象とし、それを破壊する」

紗耶
「キッカーが二つ付いてるんですねー」

妖刀
「そうだね。例えば、キッカーを両方とも払わなかったとしよう。そうするときはただのG2の2/2。別に何の能力もない」

紗耶
「はい」

妖刀
「では次に。キッカー(赤)を払ったとする。
 その時は、結果的にRG2の2/2、場に出たときに対象のクリーチャーか、プレイヤーに2点与えるという能力を持つ」

紗耶
「二つとも払ってもいいんですよねー?」

妖刀
「そうだね。二つとも払って良いし、二つとも払わなくてもいい、片方ずつでも構わない。状況に応じて使える能力だね」

紗耶
「キッカーを払っても、点数で見たマナコストは変わらないんですよね?」

妖刀
「その通り。キッカーを払おうが払うまいが、《荊景学院の戦闘魔道士/Thornscape Battlemage》の点数で見たマナコストは3だね」

紗耶
「とても、初歩的な質問だったりしますけどー。キッカーっていつ払うんですかぁー?」

妖刀
「キッカーは、呪文をプレイするときに払うか払わないかの選択をするんだ。だからマナコストと同時に払うことになるね」

紗耶
「なるほど。後、キッカーって何度でも払えるんですかー?」

妖刀
「いいや、キッカーはその能力一つに付き1回しか使えないんだ」

紗耶
「あー。そうなんですかぁー。残念」



妖刀
「最後に、『マッドネス』」

紗耶
「捨てたときに、プレイできるんでしたよねー。これって」

妖刀
「そうだね。随分と昔に、説明した事もあったかな。でも、あの頃と若干能力が変わってしまっているけどね」

紗耶
「う、なんか、ちょっと思い出しました。物凄く難しかった記憶が…」



妖刀
「では、行くよ。マッドネスは『マッドネスは二つの能力を表すキーワードである。第一は、マッドネスを持つカードがプレイヤーの手札にある間に機能する常在型能力である。第二は、第一の能力が適用されたときに機能する誘発型能力である。「マッドネス [コスト]/Madness [コスト]」は、「いずれかのプレイヤーがこのカードを捨てる場合、そのプレイヤーはそれを捨てるが、それを自分の墓地に置く代わりにゲームから取り除いてもよい。」と「このカードがこれによりゲームから取り除かれたとき、それのオーナーはそれのマナ・コストではなく[コスト]を支払ってそれをプレイしてもよい。そのプレイヤーがそうしない場合、そのプレイヤーはそのカードを自分の墓地に置く。」ということを意味する』という能力だね」

紗耶
「あうー! 難しいですよー!」

妖刀
「では、物凄く掻い摘もう。マッドネスを持つカードが捨てられた場合。それはゲームから取り除いてもいい。そうした場合、マッドネスコストを支払えばそれをプレイしていいよ。ってことだ」

紗耶
「簡単です!」

妖刀
「それじゃ、もう少し正確に。
 以前の能力では、『マッドネス』が使用できる状態は、自分が優先権を放棄するまでだった。優先権については昔やったね?」

紗耶
「はい、やりましたー」

妖刀
「今では、二番目の能力が解決した後すぐプレイするしかない。プレイしない場合はそのまま墓地に置くんだ」
紗耶
「はー、なるほどぉー。
 あ、例えばですね、あたしが何かマッドネスを持つカードを捨てたとしますね。
 そうしたときって、相手は《死体焼却/Cremate》とかで妨害って出来るんですか?」

妖刀
「いや、それは出来ないんだ。マッドネスは『捨てるには捨てるけども、墓地には行かずゲームから取り除いてもいいよ』っていう能力。
 それと、『前の能力でゲームから取り除かれたら使うか、それともそのまま墓地においてもいいよ』っていう能力だからね」

紗耶
「なるほどなるほど」




妖刀
「今日はこの辺までにしておこう」

紗耶
「はいー。あー、マッドネスとか、懐かしいですねー」

妖刀
「………」

紗耶
「よーとーさん? どうかしましたか? あたしのこと見つめて」

妖刀
「いや、紗耶君と一緒に居て長いけどさ。あんまり変わらないなあと思って」

紗耶
「どの辺りがですかぁ?」

妖刀
主に紗耶君の胸

紗耶
「………」

妖刀
「………」

紗耶
――――むっかー! コロス! 殺して解して並べて揃えて晒してやるぅー!

 そんな二人は、仲良し。…仲良し? 





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