| 
これらは、私が政治の基礎、および実践を体得した「(財)松下政経塾」の『五誓』のうちの二つです。
(ほかは、『一.自主自立の事』、『一.万事研修の事』、『一.先駆開拓の事』)
もう十数年前になりますが、現役の塾生のときは、実体験としての気づきがないなか漠然とした気持ちのままで、毎朝、お題目として唱えていました。当時、「実際に政治活動をするようになると『塾是』・『塾訓』や『五誓』は身に沁みてわかるようになる」と先輩たちによく言われたものです。私も28歳で佐久市議会に送っていただき、2期の議員生活、さらに4年前の佐久市長選への挑戦と敗北、さらに一昨年からは県議会議員として活動をさせていただいており、ようやく松下幸之助塾主の思いの一端がわかり始めてきました。 いよいよ4月からは4年任期の折り返しに入ってきます。今まで私心を捨てて県議会議員として活動をしてきた自負があります。そして、これからも目先の利益にとらわれることなく、「真の県民益とは何か!?」という大局的な視点から長野県政に提言を続け、信頼される県議会をつくる一端を担いたいと強く思っています。
私自身は、“素志貫徹”の思いを貫き、今まで制度疲労を起こしてきた県政の仕組み(組織・人事・施策等)を大胆に転換していくことに関しては、田中康夫知事の方向性を支持していきたいと考えています。
また、全国一透明度が高くなっている県議会の改革を一層推進していく覚悟もあります。
しかしながらその中で田中知事の県政運営に対して疑問も持ち始めました。2月定例会の一般質問で知事に対して「県政の最高意思決定機関は県議会です!知事が執行したいと思っている予算も、県政の柱となるべき条例も、また県政の重要なスタッフとなるべき人材を登用する人事も過半数以上の議員の賛成・同意を得られなければ、実現できないという事実、現実があります。これらの議会による行政、首長へのチェックは、二元代表制である議会、つまりもうひとつの住民代表による行政権力への民主的統制を意味しています。平たく言えば議会の過半数以上の支持によって知事の理想とする県政運営が実現できるのです!」と知事に申し上げました。
残念ながら今の知事に一番欠けているものは、国や市町村と連携していくという姿勢です。私を含めて多くの皆さんが「こわすことは一人でもできるが、創ることは一人ではできない。県議会議員や市町村長、さらには県職員の皆さんや多くの県民の協力がなければ創ることはできない」と知事に申し上げてきました。
是非とも“感謝協力”の気持ちを抱き、多くの県民が望む『「こわす」から「創る」へ』と着実に歩みを進めていただきたいと願っています。
私自身は、政経塾の教えである『感謝協力の事』を県議会の場で実践してくため『素志貫徹』の精神で議員活動を続ける決意です。今後とも多くの皆さんの声に耳を傾け、県政と県民のパイプ役になって参りますので、引き続きご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
| 平成17(‘05)年4月1日 |
| 長野県議会議員 木 内 均 |
|