| eTrex & eTrex Summitのトラックログ比較 |
eTrexと eTrex Summit は兄弟機種でeTrexに気圧計による高度計と電子コンパスが搭載されたものが eTrex Summitと言うように簡単に分類も出来ますが、Trackログについては記録容量がeTrexの2000ポイント、 eTrex Summitの3000点と言う違いから来ると思われる、Trackの記録方法の違いがあります。
そこで、今回はMTBで大阪市内を走りながらTrackの記録のされ方の違いを見たものを報告します。
■使用機器
eTrex(Ver2.09)と eTrex Summit(Ver2.05) (9/17現在最新のファーム使用)
■結果
eTrexの場合、測位データのスムージング深く急激に進行方向が変化した場合に以前の測位データに影響を受けやすいと言われていましたが、今回のフィールドテストにおいても明らかにスムージングの影響と思われる測位誤差が確認されました。
eTrexはコストダウンのためにTrackの記録方法が”AUTO”のみですが、これまでの製品の”AUTO”よりもさらに深いスムージングであり、見かけの測位データの安定を確保することが、動的な誤差を拡大してしまっていると言えます。
したがって、eTrexでTrackを記録する場合、徒歩で使うような場合は問題が少ないと思われますが、ランニング以上のスピードでは動的な精度が低いと言えそうです。
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■解説1
上の図は川沿いの測位状態の良いところで、右左折を繰り返したものです。青線がSummitで非常に正確に記録がされています。
☆問題点☆
まず、最初に右折した時点でeTrexはオーバーランをしたまま、正常な位置に戻れない様子がわかります。
推測ですが、eTrexのスムージングは必ず測位データを参照していると言うより、スムージングされたベクトル方向の変化をコントロールしているだけではないでしょうか?そのため、右下の位置で左折・横断しし信号待ちする際に、ズレを補正が横断する方向のベクトルデータでキャンセルされてしまい、次に動き出すまで正確な位置が更新できなくなっているように見えます。
いづれにしても、急激に方向転換し安定した方向へ移動すると、スムージングでずれたまま、方向とスピードだけが正確なもので更新されているように思われます。
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■解説2
左上の図は御堂筋の歩道をMTBで走りながら測位の比較をしたもです。片側にビル片側に銀杏並木と言う条件ですので、マルチパスなど測位には厳しい状況です。
☆問題点☆
基本的な測位の精度でもSummitの方が良いと言えます。eTrexは誤差が発生したあと、深いスムージングのためか正規の位置になかなか戻れない傾向が見られます。
しかし、両者とも、スパイクノイズ的な測位の乱れがあり、eTrexは記録数が少ないこともあってTrackポイントを線で結んだ場合には誤差が大きく感じられます。したがって、これによって生じる”MaxSpeed”のエラーには注意が必要です。 |
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■解説3
上記のテスト後、条件を変え再度テストを試みたのが、左の図である。
条件の変更は測位環境をさらに良い状態にした場合でどのくらい違うものかと言うもので、今回はほとんど測位を妨げるような構造物が無い条件である。
その結果、ログポイント数はeTrex:eTrex Summit = 30:40、達観での精度はむしろeTrexの方が良いと言う結果になった。 |
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■個人的見解
GARMIN社のGPSのファームは予告無く仕様が変わりますので、今後、eTrexのファームのアップデートによってこのような問題も解消されるかも知れません。
しかし、現状ではeTrexのスムージングの問題は私にとってちょっと厄介なものであり、当面はSummitを使うことになります。
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地図:国土地理院,数値地図25000,表示ソフト:DAN杉本,カシミール3D |