Doublerを使ってみる
’01.10.28

 gigoさん作の GPS TRACK LOGGER for WonderWitch の中に、NMEAのDataLoggerであるnmelogがあります。これについては前記のページの中にも注があるように、WonderSwanで使うには4800bpsの信号を9600bpsにする必要があります。gigoさんはこれについてもPICでDoublerを作って対応しています。

 今回は、gigoさんからDoublerを譲っていただいたので、数パターンの使用例を紹介してみます。

 なお、今回の工作の元ネタは下記のURLにありますので、詳しくはそちらをご覧ください。


■本体にDoublerを内蔵する
 こんなふうにしてみましたと言う例です。
  • 基盤装着用の2.5mm径ステレオプラグをWonderSwanの隙間に接着。
  • Doublerは熱収縮チューブで絶縁しこれも本体の隙間に押し込みます。
  • 電源は電圧回路と思しき場所の基盤パターンの3VとGから取ります。
  • TxD/RxDは通信ケーブルのプラグの接点から直接取っています。
  • それぞれのケーブルは、基盤を押さえつけるために本体にリブが入っていますのでその隙間を縫うように、また、ROMカートリッジのコネクタの隙間を使い回します。

    <問題点>
     本体のTxD/RxDに並列でDoublerを入れたため、本来のインターフェース用プラグが死にました。2回路2接点のスイッチを入れて、Doublerの切り離しが出来るようにすれば良いですね。


左:GPS5とRobさんのDataLogger
右:eTrexと今泉さんのnemlog


■通信ケーブルにDoublerを内蔵する1
1.通信ケーブルを分解する。

 まず、外側のカバーの合成ゴム部分をシームの筋に沿ってカッターで切り、3枚におろします。
 さらに、基盤から補強?パーツを外し、プラグと基盤だけにします。

2.Doublerを組み込む。

 図のようにPIC、基盤装着用の2.5mm径ステレオプラグを基盤に瞬間接着剤でしっかりと貼り付け、配線します。この時、出来るだけ高さが無いようにします。
3.カバーを戻す。

 3枚におろしてあったカバーでもう一度基盤を包みます。
 この時、カバーの内側を彫刻刀やカッターで削り、PICなどのパーツの空間を作ります。
 変形が少なく接着が出来るようになったら、瞬間接着剤等で接着します。
 接着が完了したら、ステレオプラグの口の位置に合わせてカバーを切り落とします。
4.出来上がり。

 出来上がったDoubler内蔵コネクタ。

    <Data Cableの結線について>
     2.5mmジャックの配線は下記のようにしました。
    ○ GPSのRxD
    ■ 
    □ GPSのTxD

    □ Gound

5.使っている様子。

 eTrex VentureとグリーンスケルトンのWonderSwanでgigoさんのnmelogを動かしている様子。


<汎用化>
 DoublerはWonderSwanから電源の供給を受けて動いているので、DataCableをDB9Mのものをつけて汎用化すれば、各種のシリアル出力のあるGPSからも受信が可能になる。


■通信ケーブルにDoublerを内蔵する2
1.ケーブルを三枚に下ろす。

 1と同様にケーブルを三枚に下ろしてばらすが、中の芯線を切らないように注意する。
 背中側のケーブル側に芯線があるのでそのあたりを最後にして三枚に下ろすと良い。

2.ケーブルにDoublerを内蔵する。

 1と同様のレイアウトでPICを配置・配線したうえで、カバーの中を現物合わせで削ってきれいに収まるようにして再度カバーを瞬間接着で組み上げる。
3.使っている様子。

 GPSのインターフェース切り替え後garlogもnmelogもUnPlug/PlugでDoublerが 4800/9600bpsの切り替えが出来ますので、ほとんどすべて標準で対応可能です。

 このケーブルは便利です。キッパリ。



Kazuo Nakazawa kazup@valley.ne.jp