家を食害するので問題になる白蟻には、
日本原産のヤマトシロアリと台湾からきたイエシロアリがあります。
ヤマトシロアリは寒さに強いので北は北海道まで全国に生息しています。
イエシロアリは南国生まれなので寒さに弱く、ほぼ関東以西にしか生息していません。
シロアリは地下に生息するので目をもたず、嗅覚が鋭いので木材腐朽菌のニオイに引き寄せられて濡れた木に近づくことがあります。
湿度80%以下では活動が鈍り、40%以下になると息も絶え絶えになるといいます。
したがって、 シロアリ対策の基本は床下を乾燥状態にしておくことと 、
木材や建材を濡らさないことになります。
イエシロアリは加害力が最も強く、水を補給する基地があれば、乾燥材でも、屋根裏、高いビルの上階の木部でも登って食害します。
生活温度は1月の平均気温が4℃以上のところで、30〜35℃の範囲の温度が好適温度であるので、熱帯や亜熱帯の地域、日本では九州、沖縄地域が最も被害が多い。
このアリの食害あとは非常に清潔で、軟らかい春材を好んで食害し、硬い夏材を筋状に残す。
被害に気づくのは羽ありが群飛する時期で、季節的には5〜6月頃の夕方から夜にかけて、電灯に集まってくる。
巣は切株の下など、主として地中に大きな巣をつくる。
ヤマトシロアリはイエシロアリより加害力は弱い。また、自分で水を補給する能力がないので、水分が十分にあって、少し腐朽が始まっている木材に侵入することが多い。
生活温度は6℃から活動をはじめ、12℃をこすと活発になり最適温度は28℃である。
羽ありが群飛する時期は4〜6月頃の蒸し暑い午前中である。
食害のあとは不潔で、腐朽部分と混在しているが、やはり夏材は食い残すので、腐朽とは区別できる。
巣は被害材の中に構築して、イエシロアリのように独立した巣は作らない。
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