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一枚のパネルに心をこめて・・・


エコハウスへのステップ

外断熱とパッシブデザインについて

高断熱・高気密は夏に暑い?防暑と冷房

一般に外断熱の効果として次のことがあげられる

☆熱容量を利用して、室内気候制御に活用できる
☆室内の結露を防ぎやすい
☆構造躯体を外の環境から保護できる
☆外部に露出した熱容量がヒートアイランド現象を助長することを防止する

家に熱が入る・熱をつくる・蓄熱・排熱

夏の日差しは猛烈な熱をもたらします。
南の日射は65°〜75°の高い角度で差し込んできます。それを防ぐのが庇ですが、日射は直接的ではなく、隣家の壁に反射して入りますし、地面からの反射や地面が熱してそこからの輻射熱で入るものもあります。日射熱は窓から入りますが屋根や壁を伝達して室内にも入り込みます。
家の中に入ってきた熱や生活上で発生した熱は、家の中で吸収(蓄熱)されます。夜になって外気温が下がっても蓄熱した屋根・壁は急に温度は下がりません。家の中の熱は通風や換気で排熱します。外気温が下がり室内のほうが暑くなれば壁や屋根から熱が外に向かって放出されます。

夜間通風で快適な高断熱・高気密住宅

低断熱住宅は日中は窓から日射が入り、屋根・壁から日射熱が室内に入り込み暑くなり、夕方からは熱は逃げて1階の室温は下がりますが、窓を開けて通風しても屋根の焼けこみで2階の部屋は夜中まで暑かったような気がします。
高断熱住宅は日中は断熱性が高いので室温は上がりませんから夜中に窓を開けて通風すると温度を下げることができます。
日射遮蔽

屋根は60℃もの高温になるので屋根断熱で小屋裏の構造体を熱しない分、夕方からの熱気を減らすことができ有利です。南に付ける庇の出は90cmで下部から輻射熱が放射されて室内に浸入するので夏のことを考えれば断熱は必要。
南面に大きな窓をつくれば涼しくなると思っている人がいますが・・・日中は南から風を入れてはいけないのです。日射を受けて南面下には40℃近くの熱気が漂っているのでこの熱気を窓から入れてしまえば、夏に暖房しているようなものです。
これに対して北側には涼気が地面付近に漂っています。日が差さないので低温のまま、重いので地面付近に落ち着いています。この涼気を取り込む窓が昔の家にあった地窓です。地窓は北側の低い位置につくられる小さな窓です。ここから入った涼気が南の上部から抜けていくと、もっとも効果があるといわれています。

夜間通風と冷房

冷房を使用しているときは必要な換気量以外の通気は不要・・・高気密が効率的
断熱・気密性がよく、日射を防いでいる住宅では小さな冷房1台でも全体を冷やすことができます。
基本的には通風で涼しさをつくりながら、暑さに気がついたらそこから冷房を使用します。強い冷房ではなく、ほんの小さな冷房でよいはずです。また夜は通風で涼気をとればいいはずです。
冷房のデザイン

冷気は重いので下降します。したがってエアコンは2階最上部に1台設置して家全体の冷房に対応させます。吹き抜けの上に設置したエアコン1台で1階、2階全部を冷やすことができるには条件があります。冷気を落とす吹き抜けとと1階が開放的な間取りであることです。また2階は個室になるケースが多いので、各室に冷気を送る工夫が必要です。