右脳俳句パソコン句会 3月例会 (3)



               
 
                    







051: 今はもう自由になりて鳥渡る 都



052: 眩しかろ穴より出づる大蚯蚓 正義


*啓蟄も過ぎ、いろいろな虫たちが穴から顔を出す。さぞ眩しいでしょう。 /由人 *啓蟄39とおなじく当たり前のことを俳句に詠んだ /桃流 -蚯蚓に問いかけているいるおかしみのある句。。おもわず蚯蚓の目を検索し ました。。 /智子 *啓蟄の句と頂きました。いきなりこんなことも。ミミズ君の解放。 /葦

053: 寒戻りけり鞘堂の鍵に錆 龍夜


*感覚的な句ですね。やっと暖かくなったのに寒の戻りでまた冬に、それがた めに鍵が錆びてしまった。と /由人 *いいフレーズですが、私的には季語と離れすぎていそうに感じます。勝手な ことを言えば「春深みけり」とか・・・。 /せいち *春生選(今回はコメント無しで) *鞘堂というので、平泉の中尊寺の金色堂でしょうか。金色は寒い方が輝きを 増すように思われますので、季語の「寒戻る」がピタリです。そして、鍵に錆 という納め方も巧いです。 /都

054: 穏やかな日差しを纏ふ雛納む 春生


*季語は「雛納む」。日差しを纏って雛も穏やかに。 /のそう -三月といえば、お雛祭。雛を出したり、しまったり。華やかなひとときの大 切さです。 /都

055: 白加賀といふ梅母は遠くなり 靖子


*「母は遠くなり」と詠っているので、すでに亡くなられたお母様を偲んでい らっしゃる心持ちが伝わってきます。雅な名前である「白加賀」。お母様はき っとそんな雰囲気をお持ちだったことでしょう。 /都

056: 春朝や鶏鳴蓋ふ大鴉 春甫



057: 刃こぼれの刃に蝶止まる牧広し 由人


-満州での人力での耕作は、半日で行き半日で帰る畑の尾根造りだったそうで す。土地は痩せて硬く、ただただ広かったと聞きました。刃こぼれもしたんで しょうねぇ。牧とは、牧場だろうから草原のイメージ、作業は草刈り。草刈鎌 の刃こぼれでようか。その広さが、実感できますね。 /日常

058: ニュースにもならで過ぎけり雛節句 禄壽



059: 越屋根の古き軒より初燕 六合


*越屋根は今では珍しくなりました古い軒と新しい初燕の取合せが面白いです ・ /優 *「越屋根」という言葉を初めて知りました。何百年もそこにある古民家に燕 は今年も帰ってきました。 /舞九 -毎年来るのでしょうね。アーー今年も来たね・・って言う感じに読めました。 /智子 *越屋根がある古い家…都会では見かけなくなりましたが風情ですがどの辺り でしょうか作者は西日本以西?初燕は春の季語ですが今詠むにはまだちょっと 早いような気もしますが。 /枯露柿

060: 犬ふぐり屈めば硬き膝頭 たかほ


*硬き膝頭が本当にそうだそうだと言っています /百桃 *老人の悲哀が見えます。でもいぬふぐりが咲いたことがうれしいに違いあり ません。 /靖子 *この句のイメージだと、足の長い、痩せたスカートの女性でなければならな い。という絵が見えるから秀でた句と申せましょう。 /日常 *可愛い花に思わず身を屈め、思わず知らされる膝頭の不具合。 /葦 *先日、山のふもとに遊びに行ったら藍色のいぬふぐりが一面に咲いていまし た。ひと冬の厳しさを耐え抜いた喜びを謳歌しているようです。小さな花だか らもっと近づいて見てみようとするとふとわが膝のこわばりに気づき齢を感じ させられることとなりました。 /龍夜 *年々膝の屈折が困難になるようです。身体の不調をこぼす中七・下五が早春 の小花を引き立てています。 /舞九 *実感!だんだん屈むのが大変になります・・ /智子 -犬ふぐりを見つけ、思わず屈んだ時、膝頭に痛みが走る。立ち上がろうとし ても膝に力が入らない・・・。悔しいですねえ。 /春甫 -屈む時の膝の痛さかと思ったのですが、膝頭とは、面白いな、と思いました。 /都

061: 男子無事誕生メール春一番 都


*春一番は風のことだがここでは文字通りのことと解したいそして季語を兼ね た /桃流 -「春一番」が生きてます。御孫さんかな? /春甫

062: パーカーのフードを脱ぎて春を着る 枯露柿



063: 黄水仙全校期末試験中 舞九


*試験勉強に疲れていても黄水仙が見守っています /百桃 *全て漢字だけの句に一票入れます。 /せいち -全て漢字で成功。。 /智子 *季語は「黄水仙」。植物と試験。黄水仙は人間の営みにかかわりなく咲く。 /のそう *全部漢字で試みられたのでしょうか。黄水仙の咲き満ちた校庭の花壇。試験 は試験でも、期末試験とのこと。シーンとした校庭の黄水仙の眩しさとの対比 が面白い。 /都

064: 紙の雛浮かぶ隣りの娘の目鼻 葦



065: しやぶりたる鮟鱇鍋の骨の片 禄壽


*食べものの季語は食べたくなるように詠むのが鉄則ということで言えば、鉄 則通りと言えると思います。しやぶりたるが現実感がありますね。 /たかほ -これがまた美味なんです /優 -俳句を味わうより、「鮟鱇鍋」に気が行ってしまいます。失礼! /春甫

066: 冬籠ことの起こりはこのお酒 日常


-美味しいお酒なんでしょうね。羨ましいなあ!私も春夏秋冬、酒籠りです。 /春甫 -ことの起こりとはなんでしょうか説明が必要な気がします /枯露柿

067: 瓜坊に急ブレーキの春山路 文男


*猪の乳児が瓜坊と呼ばれることを知っていれば普通の俳句だ /桃流 *あります、あります。こんなことって。私が山の中で出会うことの多いのは ニホンカモシカとサルです。ニホンカモシカではまだ数十センチくらいの子供 が飛び出してハッとしましたよ。この句、よくわかるけれど、せっかくの素材 だからもっと周囲の状況なども詠んでほしい気もした。 /龍夜 -瓜坊はかわいいけれど、こわいですね /つね子

068: 春の海古銭が趣味とはノタリ哉 桃流


-ひねもすのたりと・古銭が趣味のノタリとの関わり合いが解らないので他の 人の評を待ちます。 /優

069: 春一番そこはかとなく旅心 文男



070: 三寒の湯治湯四温の遊園地 智子


*三寒と四暖を上手く使ったことに感心しました・ /優 *「三寒四温」をこんな風に使うとは!感心してます。奥様との湯治、それと も御孫さんとの遊園地・・・かな?お見事です。 /春甫 *上手にたのしみましょう /つね子

071: 川淀の囲の字ゐの字の蜷の道 りゅう太


-蜷の道。一度は見てみたいです。 /都

072: 永き日やなかなか止まぬ立ち話 智子


*こういうことがよくあるんですよね。男の私にはよく理解できないのですが。 /文男 *次々とまらぬ話があるものですね。後はさっぱりしますね。 /百桃 *暖かくなって家内も近所の人との立ち話が長くなります、私はイライラして 家で待っているのですが。 /枯露柿 *春生選(今回はコメント無しで)

073: 笊の目を潜らむとする蜆かな りゅう太


*笊に入れられた蜆はもう観念して動かないとおもうが作者はさにあらず必死 に脱出を試みると見る /桃流

074: 亀鳴くや狸神社の恋の絵馬 智子


*狸神社と言うだけで何となく胡散臭いのに、さらに亀が鳴くとは、念願成就 出来るのかどうかいや、案外叶うようにも思います。 /せいち -何とも言えない不思議な光景です。 /優 -亀鳴くという季語と狸神社。しかも、恋の絵馬とは、ますます何かが起こり そうで、期待感溢れます。 /都

075: 水底の垢をかぶりし蜷の群 りゅう太


*実景としてというよりいかにも有りそうな景ということで採りました。句形 が良いですね。 /たかほ -「蜷」の有様が、モワモワと伝わってきます。「垢」の効果ですかね。 /春甫



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