右脳俳句パソコン句会 3月例会







  
 
 






001:  ぶらんこにこつそり春が乗ってゐる                  舞九

*季語は「ぶらんこ」。「こっそり」に俳句味を思いました。
「春」の擬人化もいいかと。
                                                             /のそう
*「こつそり春が」がうまい。
                                                             /春生
*来春の雰囲気を“ぶらんこにこそり”と表現し、見事である。
                                                             /禄壽
-無人の公園ぶらんこだけ。春ののどけさを感じさす。
                                                             /優
*春が楽しそうにぶらんこ乗っている夢があっていますね。
                                                             /百桃
*春は見えないけれどぶらんこ乗っている、うきうきしてきました
                                                             /つね子
-「ぶらんこ」が主たる季語でしょうか?ぶらんこに独り乗りながら
本格的な春のおとづれを静かに待っているのでしょうか。
                                                             /文男
-「ぶらんこ」は、何故か春の季語。なので、・・・。うんん。困ったなぁ。
                                                             /日常
*不思議な揺れ方をしているブランコを見かけることがあります。あれは
「春」が乗っているのですね。気持ちよく納得です。
                                                             /春甫
*こういう春もありますね。春の子供かなぁ。喜びがあります。
                                                             /葦
-一読して「春ですね〜」と共感しました。擬人的に詠まれて効果です。
                                                             /都

002:  やんわりとちとひんやりと三月来                    せいち

* 春生選(今回はコメント無しで)
*なるほど、こんなかんじでやってきますよね、三月って
                                                             /つね子
-とてもよくわかる感覚。
                                                             /智子

003:  味噌作る機械に油注ぎ込む                          百桃

*味噌づくり大変ですね。毎年の事でしょう。まず機械の調整からです。
                                                             /由人
-味噌に油を注ぎ込むわけではないのに。なんか「気持ち悪い」のは、豊洲の
地下のコンクリート舗装の下の下のベンゼンの存在と似ている。周囲の海水
の汚染や、人間は飲めない海水中で育つ魚の汚染(水銀汚染を欧米人は気に
している。)は気にしない。なんとも奇妙な感覚と基準値が、政治とメディア
に弄ばれている。その根源の「人間的な感性・感覚」は、この周辺に在る気が
する。
                                                             /日常

004:  おしゃべりの下校児遅遅と春夕べ                    文男

*昔はこうだったでしょうが,今のこどもはお喋りよりもスマホいじ
り。また,塾などで忙しくのんびり下校とはいきません。
                                                             /茉胡
*近くに小学校がありよく見る光景です
寒い時期は忙しく走って下校する子供たちも暖かくなりふざけたり
おしゃべりをしたり子供たちも春を楽しんでいる様子が窺えます
                                                             /枯露柿
*「まだ帰ってこない、もしや…」などと言う親の気持ちなどには
気が回らない。子どもたちの解放感と興奮が伝わってきます。
                                                             /葦

005:  蕗の薹苦々しさに酒すすむ                          正義

*酒好きにはたまらないのでしょうね。
手の甲に塩を乗せて、舐めながら酒を飲む
という、のんべえの話を聞いたことがあります。
                                                             /文男
-「苦々しさ」では反対に酒が進まないように思います。
                                                             /せいち
-「苦々しさ」なんて、つい苦笑いしてしまいます。呑兵衛は何にでも理
屈をつけて・・・アハハハ私のことです。
                                                             /春甫
-お酒をたしなむ人にはまたとない春の味です
                                                             /優

006:  水温む笑み乗せ走るローカル線                      つね子

*リズム感がよくローカル線の気配がよくわかる
                                                             /六合
*遠来の旅行客も、地域の方々も待ち望んだ
春の訪れを喜んでいる様子がよくわかります。
                                                             /文男
*春故に幸福感の漂うこの句は、皆にモテそうだ。
                                                             /日常
-のどかな情景ですね。。
                                                             /智子

007:  囀の大樹の下に憩ひけり                            春生

*ゆったりとした気分で。
                                                             /茉胡
-春、天気が良ければどこにでもみつけられる幸せですね
                                                             /つね子

008:  筆立に混じる鉄筆雁帰る                            龍夜

*とても懐かしい光景です。それぞれの言葉が時代を感じさせます。
                                                             /春甫
*先頃コピーの発達でほとんどみなくなった鉄筆懐かしく思います
 取り合わせもうまいなあとおもいます
                                                             /六合
*季語から今は使わない鉄筆に懐かしさを感じているのですね。
私の鉄筆セットは机のどこにあるのか不明で、ガリ版は錆が入っていますが
昔が偲ばれる句です
                                                             /優
*時差は約20年程にすぎないが 今はPCによるメールだが以前は鉄筆による
ガリ版が主流だった 今も筆立ての中で鉄筆が大きな顔で頑張っている
 寅さんの映画では携帯電話は登場せず 赤電話(公衆電話)が活躍する
                                                             /桃流
*死語と思っていた「鉄筆」の文字に
小学生時代の担任の先生のお手伝い
を思い出しました。
                                                             /文男
*鉄筆とは懐かしいですね。いまだに筆立てにたててある、という。
雁が帰っていく空を眺めながら来し方を思いやっている心。
感慨深いものがあります。
                                                             /靖子
*なにかこの取り合わせに惹かれます。
                                                             /智子
*昔、ガリ版刷りに使った鉄筆をまだもっている方がいるなんて
なつかしい、雁帰るですね
                                                             /つね子
-鉄筆はガリ版を切るあの筆でしょうか?懐かしいですね。
                                                             /日常
-鉄筆というのは懐かしいですね。ある年代までの人しかわからないかも
しれません。「雁帰る」の季語がちょっと寂しさも交えて共感です。
                                                             /都

009:  風眩し交代で押す車椅子                            たかほ

*風の中に押すほうも押されるほうも笑顔が見えてきます。
                                                             /智子
*季語は「風眩し」でも「風光る」でもそれぞれ立派に成立しそう。
                                                             /日常
-「風眩し」という季語は手元の歳時記に見当たりませんが、
今の時期の季語「風光る」に置き換えて鑑賞させていただきました。
車椅子を押すのは身内の方?それとも看護師さん?
明るい陽射しが全快の日が遠くないことを告げているようです。
                                                             /舞九
-良いですねえ。「交代」に読む方もホッとします。
                                                             /春甫
*「風光る」は春の代表的な季語ですが、「風眩し」は
その傍題としてもまだあまり認知されていないように
思う。しかし「眩し」の方が少々風も強くて思わず瞼
を瞬いてしまうようなニュアンスをもっているように
も感じた。
                                                             /龍夜

010:  駅なかのコンビニ珈琲春めけり                      由人

*コンビニコーヒー,なかなか侮れません。
                                                             /茉胡
*「駅なか」「コンビニ珈琲」時代の先端を反映した句だと思います。
                                                             /舞九
-駅のコンビニ珈琲に春をかんじることができる、そんな気持ち
いいですね
                                                             /つね子
*実景として最近のありふれた光景を切り取っていると思いました。
新しい景を読むことに敬意。季語「春めく」も良いと思いました。
                                                             /たかほ
-今では当たり前のようになった「駅なか」という場所。いろいろなお店も
出来て便利になりました。コンビニの珈琲にも春らしさを感じます。
                                                             /都

011:  親指が痛みぬ春のジョギングに                      のそう


012:  懸賞の葉書投函鳥雲 に                             たかほ

*懸賞の不安と希望が“鳥雲に”で暗示している。同感。
                                                             /禄壽
*こういう趣味の方がいます。結構な賞品がいただけるそうですね。鳥渡る
 とよいですね。
                                                             /由人
-上五で切れがほしかった「鳥雲や懸賞葉書を投函す」
                                                             /六合
*どんな懸賞に応募されたかはわかりませんが、楽しみですね。
鳥も故郷を目指して飛んでいく。未来に希望を持つ、という
共通の思いが良いと思いました。
                                                             /靖子
*なかなか当たるものではないけれど・・・鳥雲にの季語があっている
                                                             /つね子

013:  縄張をおいつ追われつ春の猫                        枯露柿

*季語は「春の猫」。恋の猫、猫の子と言う季語、現象からすると、
ある意味当然の帰結なのかもしれません。
                                                             /のそう
-猫の恋の時期はすさまじい。どちらも必死です。
                                                             /文男

014:  紅椿咲けば近づき難くなる                          都

-わかるようなわからないような、微妙な心理ですなぁ。
                                                             /日常

015:  戦犯を拒み続ける天子寒                            桃流

-わかりかねますので他の人の評を待ちます
                                                             /優

016:  春コート眩し帽子のなほ眩し                        せいち

-眩しのリフレインがよい
                                                             /つね子

017:  春泥や墓を移すといふ話                            茉胡

*泥んこと墓の取り合わせが効いている。
                                                             /禄壽
*まぁ、めでたくもあり、めでたくもなし。
                                                             /日常
-現代の世の中の良く見ている、墓移しは意外に難しい
                                                             /六合
*我が家でも兄弟の間でそんな話があります。なかなか面倒な
事のようです。雪解けの後の泥を踏んで墓参りをなさったので
しょう。雪が融ければ尚更話は急がれるのでしょう。
                                                             /靖子
*近年は家族構成など家族の在り方も変容しており、
お墓の話なども身近なところで出てくるようになった。
私の関係でも本家筋の子供たちがみんな都会にでて
しまったりして本家の敷地から菩提寺の方に移した
ばかりだ。
                                                             /龍夜
-最近とみに話題になります。。取り合わせの季語がちょっと
わからなかった・・
                                                             /智子
*彼岸も近くなると、いろいろとお墓の話題も出ます。近頃は、今住んで
いる所の近くにお墓を移す人も多いようです。上五「春泥や」で切れて
いるので、中七下五は何でも可能かという話になりますが、この句は、
春泥が素直に受け入れられます。身近な話題に身近な季語です。
                                                             /都

018:  春炬燵栄養ドリンク人のごと                        のそう


019:  魚は氷に優勝力士オープン・カー                    優

-稀勢の里のことですね。「魚は氷に」の季語はなかなか使えませんが、
こんな話題にはピタリですね。
                                                             /都

020:  梅日和刃物市見て人を待つ                          靖子

*刃物市を見て人を待つ、のフレーズが良いです。梅日和もあっている。
                                                             /由人
*ほの暖かな中で、つと緊張するようなフレーズ、
そこに何だか未了されるものがあります。
                                                             /せいち

021:  一枚のげんげ田見つけはしゃぎ出す                  百桃

*「はしゃぎ出す」の気持ちがよくわかります。
                                                             /文男

022:  真直ぐなる枝を揺らして鳥の恋                      春生

*真剣そのものの小鳥の恋を思わせます。
                                                             /せいち
*心は一直線ですが,成り行きは紆余曲折。
                                                             /茉胡
*写生句ですね。景が見えます。
                                                             /智子
-どんな鳥だろう?鳥の思いに、真っ直ぐな枝も軋むのですね。
                                                             /春甫
*季語は「鳥の恋」。枝が揺れた。
鳥の恋、卵を産み、雛鳥、子育てなどが思い浮かびました。
                                                             /のそう
*真直ぐなる枝、という言葉が響きました
                                                             /つね子

023:  春の風石庭に渦の生まれたる                        憫風

*龍安寺の石庭が浮かびます。春風で渦が出来たと見立てた句ですね
                                                             /優

024:  誕生日花のはじめの梅の花                          靖子

*梅の花の匂いの中での誕生日 孫も3月生まれです
                                                             /百桃

025:  雲塊の蟠るビル春疾風                              葦





ホームページへ戻る

句会録目次へ戻る

次のページへ進む