右脳俳句パソコン句会 6月例会(2)



     
音色が素晴らしい




027: ビリケンの足裏を撫づる新社員 春甫


*リクルートルックの青年、いかにも新社員があのビリケンの足裏を撫でてい る様子はいろいろなことを想像させる。馴染めない仕事なのかな。 /由人 *新社員が良いですね。関西の招き猫のようなものかと思いますが、東京でも 見かけた事があります。 /靖子 *ピリケンは幸運を招くといわれていますからあやかりたいとしているのでし ょう /優 -新入社員、がんばれ。 /馨

028: 捨苗のひがな離さぬ山の風 智子


*季語は「捨苗」。山の風が効果を高めていると思いました。 /のそう *郷愁を感じます。こんな風景捨苗はこれからどうなるのでしょうか /百桃 *捨て苗が風に揺れている景色を、苗が風を離さないと感じられた感性にびっ くりしました。見事です。 /都

029: 一切の音を制すかホトトギス 文雄


*俳句的には受容される考え方おおいに楽しみましょう /桃流 -「一切の音を制すやホトトギ」中七の切れがないと作文的に取られる、 /六合 *ホトトギスの声だけ聞こえる森でしょうか?静寂の中の気持ちよさが見えま す。 /智子 *鋭い声なので他の音を制す、と掴まれたのでしょう。共鳴しました。 /靖子

030: 牧童の草笛牛の立ち上がる 智子


*のどかな牧場の様子が目に浮かびます。 /文雄 *特に珍しい光景ではない。が、笛一つであの大きな牛を操る光景は、やはり 印象的だ。 /日常 *綺麗なのどかな景が見えています。いまは牧場を探すのも大変だが昔はこん な景がたくさんあった。 /由人 *夕方牛を牛舎に追い込むのに草笛を吹く、よく訓練された牛たちの日常が見 えるようです /枯露柿 *集まれ!牛舎へ帰るぞ、の合図だろう。高原の一日の終わりのようだ。 /せいち *牧歌的風景そのもの夢見心地ですね /桃流 *牧場の爽やかな空気が感じられます。 /春生 *牧歌的な広々とした明るい句です /優 -草笛が何かの合図なのでしょうか。草笛の音、牛の立ち上がる気配、臨場感 にあふれた句です。 /舞九 *牛の立ち上がり、笛の音がわかります。動きと音がすばらしい。 /紅香 *牧童の草笛は牛たちも心地よく素直になれるのでしょう /百桃 *一読して景色がパッと浮かびました。「ヒュー」という草笛が鳴った途端に いっせいに立ち上がる牛たち。見事な動画です。 /都

031: 豌豆やシチューが高貴な物に見え のそう


-「見え」だけでは寂しいですね。せっかくなんで色々楽しんであげてくださ い。 /春甫 *無農薬で美味しい豌豆でしょうね /百桃

032: 郭公や獣医医学部建設中 日常


*獣医医学部ってあまり一般的でない学部だ。「郭公」が鳴いていて郊外の景 色が浮かぶ。それに今この固有名詞の建物が建設中とは、「恰好」の皮肉だ。 面白い。テレビを見て作ったとしてもカッコウが良すぎる。 /せいち -どうなりますことやら。 /馨

033: 大王が戦を致す青嵐 のそう


-022の句と似通ったところがあります。大王は近隣某国か、それとも大洋の彼 方の金髪の男?はたまた、最近大王の如く振舞う永田町の上の方か?いずれに しても我が国民にとっては物騒な話。 /舞九

034: さやえんどう戦後の子供賑やかに 百桃


-なぜか捨てがたい句。。取り合わせが /智子

035: 転調のごと薫風の曲がり角 龍夜


*ふと変わった、風の匂い・・ありますね! /智子 *転調という表現に魅かれました。 /馨 *季語は「薫風」。「転調」の語で音楽的な風に。 /のそう -転調に見たてたところが面白いと思います。 /都

036: 梅(も)ぎて梅が息する夜の厨 つね子


*洗って厨に広げて干しているのか、梅の酸っぱくってやや甘い香が漂ってく る。 /せいち -もぎたての梅の新鮮な香りがしてきました。 /都

037: ジャスミンの香りに疲れ癒されて 文男


*素直な句ですね。ありそうで無い句かもしれませんね。 /たかほ

038: 夕菅やゆつくり話す男ゐて 由人


*忙しなき世の中。癒やしを感じます。 /茉胡 *お人柄なのでしょうか、夕菅が凛とした静かさを伝えています。 /葦 -佐渡に行った時のことを思い出しました。夕菅とゆつくり話す男がいいです ね。 /都

039: 山裾を膨らませゐる鯉のぼり たかほ


-大胆な表現ですね。 /日常 *気持ちよく泳いでいます。 /茉胡 *林立する鯉のぼり、みんな思いっきり風を孕んで、膨らんで。 /葦

040: ”直虎勢”炎帝となり浜名湖占領 桃流



041: 梅(せん)檀(だん)の散りゆく夕べ魚の影 六合


*双葉より芳しい栴檀が夕方散る、そして魚影、寂しい気がしました。 /葦

042: 万緑や入れ歯は無縁歯科の椅子 都


*草田男さんの句と対比して読んでます。元気なお年寄りになってるんでしょ うね。 /春甫 *草田男は吾子の歯生え初むるですが,この方は反対に丈夫な歯で羨ましいです /優 *入れ歯は無縁とは羨ましい限りです。万緑やがいいです /百桃

043: 虻を太らせ群生の野萱草 靖子



044: 芝桜笑みを重ねて姥桜 春甫


-言葉遊びそのものかも知れないが、これも俳句の楽しみの一つ。いいのでは ないか。 /せいち

045: 横綱の勝って羽織るや染浴衣 舞九


*稀世の里はほんとに運が良かったなにかの回り合わせですね /桃流 -白鳳のことでしょうか?強かったですね。実際に見にいかれたのですね。私 も、13日目にいきました。さっそうと、風をきって帰っていく姿が浮かびま す。 /紅香

046: 護憲デモ杖つく人の麦藁帽 禄壽


*人間味のある老人の様子、顔の皺まで見える。 /せいち *護憲デモをする人は戦時中のことを知っている老人に多い老人だけといって もよい /桃流 *杖を突きながらでも、歩き続ける人に応援したくなります。 /春生 -国民を守るべき人であればこそ国民の声に耳を傾けて欲しいです。 /百桃 -今の世の中に物申して。気持ちが伝わります。 /都

047: 土見えて庭の整ふ草むしり 都


-「草刈り」に比べれば「草むしり」は倍以上の重労働。その後、土が見えて くるとホッと一段落。たとえ小さな庭でも気持ちが違いますよね。 /春甫 *草むしりは、大変な仕事ですが奇麗になった庭を見る満足感が出ています。 /文雄 -ごくろうさま。。綺麗になり気持ちよいでしょうね・・ /智子 *すっきりとした庭。部屋も片づけなければ。 /茉胡

048: 母の日や嫁ぎし子より花ふたつ 六合


*娘さんは二人なのでしょうか、遠くに?嫁いでなかなか実家に帰れないけれ ど母の日を忘れず…届いた花を飾って娘を想う母の感情をうまく詠まれたと。 /枯露柿 *ほのぼのとした親子の情愛。 /茉胡 *私もカーネーションをもらったことがありました。今年は2人の子供の世話 に追われていて、プレゼントはありませんでした。嫁いだばかりの2人の娘さ んからのプレゼント。うれしいですね。 /紅香

049: カルガモの流れ逆らふ水の帯 枯露柿


*流れに逆らうカルガモということで田園的なイメージが浮かんできます。「 水の帯」とは水脈のようなものをいっているのでしょうか。 /龍夜

050: みかん咲く坂坂坂の島の道 せいち


*坂の字を三つ並べたことで聴覚だけでなく視覚的にも坂だらけの島の感じが 伝わってきます。 /龍夜 *中7下5が素晴らしい!瀬戸内のミカン島が目に浮かんできて、大拍手! /春甫 *「ごもっとも」の一言である。 /日常 *瀬戸内の島?山の斜面の日当たりの良いミカン畑の情景が良く伝わってきま す /枯露柿 *瀬戸内の島の風景ですね。「坂坂坂」の繰り返しで段々畑に咲くみかんの花 が目に見えるようです。 /舞九

051: 団子虫くるんと夏至を抱き込めり 葦


*小さな虫が「夏至」を抱擁する。その対比が面白い。可愛くもある。 /日常 -夏至の頃はまだ真夏の暑さはにはなりませんがすでに夏の虫たちの活躍する 様子が良く表現されていると思います /枯露柿 *蟲の習性を夏至とかけて上手に詠み込んでいる。印象深い句 /禄壽 -表現がおもしろい、「くるり」 /六合 *季語がもっと合うのがあるように思えますが、団子虫が抱き込んだ・・とい うところに惹かれました。 /智子 *滑稽味のある句で、こういう句、いいですね。 /春生 *季語は「夏至」。ダンゴムシの存在感。 /のそう

052: 剣が峰入道雲を突き破り 春生


*勇壮な景が見えます。 /智子



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