右脳俳句パソコン句会 7月例会(3)



                    
   半 夏 生     







051: 若夏の空に拡がる墨絵かな 枯露柿



052: 半夏生連勝記録とぎれたり 馨


-将棋の14歳の藤井総太四段のプロ初黒星の日、それは7月2日の半夏生の 日だったんですね。連勝29で止まるの記事を今引っ張り出しました将棋は何 も知らないのに。でも、俳句ってすごいですね /つね子 -29連勝の事と思うが、半夏生と取り合わせるのは難しい「連勝のおずおず途 切れ半夏かな」 /六合 *季語が効いている。 /智子 *七十二候の「半夏生」は夏至の日から数えて11日から5日間とのことで、 今年は7月2日から6日まで。まさかと思ってしらべると、将棋の藤井四段の 連勝記録が29連勝でストップした日がまさに7月2日でした。今年の半夏生 は052の句によって歴史的な日になったと言えます。以上は「時候」の部の 季語としての「半夏生」ですが、歳時記の離れたところに「片白草」の別名と しての「半夏生」がありました。この草の葉は、半分が白くなるところから、 勝負の世界の星取表を連想させます。052の句では「半夏生」「連勝記録」 が黒白の勝負の世界を連想させることで時事句として一層奥深いものになった と思います。 /舞九 *日本中が関心をもっていましたね /百桃

053: 木下闇AI相手に指す将棋 日常


*最近の将棋ブームに便乗したのですか?藤井4段はAIの申し子と言う評判も ありますね。 /枯露柿 *将棋ブーム。機械は疲れを知りません。 /茉胡 *天才藤井四段の出現で最近将棋ブームがすごいらしいですね /桃流 *縁台将棋のなつかしさよ。 /馨 -今後、縁台将棋の相手は「AI」になるのかも知れませんね。 /都

054: 隣家より野菜到来半夏生 舞九


-夏野菜の時期になると、あちこちから戴きますね。 /文雄 -半夏生の本来の由来からして「季語」は合わない「隣より到来ものや夏料理 」 /六合 -羨ましい習慣ですね。 /春甫

055: 花石榴出入り少なき旧家かな 憫風


*住人は老夫婦なのでしょうか?ひっそりとした情景が表現されています。 /文雄 *旧家の住人は高齢の夫婦で出入りするのは外商さんとおなじみさんだけです ね。 /日常 *季語以後の措辞が良く、座語の「旧家かな」により季語が活きた /六合 -庭木に柘榴なんて、ほんとに珍しくなりました。懐かしい光景なんですがね え・・・。 /春甫 *景がはっきり見えます。きっと門構えもすごくその門にある石榴・・と想像 しました。 /智子 *季語は「花柘榴」。寂れて行く旧家。でも魅力も感じて居るのでしょう。 /のそう

056: 別れきて蛍の森に座りけり 禄壽


*「別れきて」にいろんなことを想像してしまいます。 /春生 -小説の一場面の様です /優

057: 括弧開くイコール夏の再稼働 せいち


*これは原発の再稼働でしょうか相変わらず無責任な評でお恥ずかしい・・・ が、できるだけ省エネにつとめたい /つね子 -難しい等式である。カッコ付けてこの句の評価値を表記するなら・・・・・ (三角<「括弧開く」=「夏の再稼働」<丸) /日常

058: 大粒の雨滴のついた百合の花 桃流


-雨後のにおいたつような百合を想像しました。 /智子

059: 青春の滴プールにきらめきて 馨


*上五と下五がやや月並みですが、景がみえますね。この滴りが季語かどうか。 /たかほ -若さが溢れてますね。懐かしいなあ・・・。 /春甫 *青春が効果的ですね。このプールはホテルやサマーランドのプールではなく、 高校のプールのような気もしました。「きらめきて」も月並な感じですが、素 直でいいと思います。また、「滴」が飛び散って、躍動感あふれた感じがしま した。 /都

060: 普請場に早人の声夏至夜明け 優


*夜明けも早くなりましたから、近所の新築現場でも見られます。 /文雄 *朝ジョギングに出ると近くの建築現場にもう職人が来ているのを見かけて驚 きました。ここ数日、猛暑日ですから明るくなったら涼しい内の一仕事。ゴル フも夏は早朝プレーがありますから。 /枯露柿 -「夏至明け早や普請場に人の声」 /六合 -季語が明け易しのほうが自然かも・・ /智子

061: 休憩は次の緑蔭ハイキング 茉胡


*早く、休憩したい気持ちが出ています。炎天の中のハイキングですね。 /春生 *緑蔭がないと休憩にはなりません。 /百桃 *このハイキングは「俳句ing」ともいえますね。句を作りながら歩く―― 吟行の一齣と思いました。楽しい俳句ing(ハイキング)の様子が見えてき ました。 /都

062: 六月尽はやそこここに虫の屍が 禄壽



063: 大雨やカメラを落として汗あゆる のそう


-「あゆる」あゆ【零ゆ】とは。意味や解説、類語。[動ヤ下二]1実などが、 落ちる。落ちこぼれる。「生ふる橘玉に貫く五月を近み―・えぬがに」〈万・ 一五〇七〉2汗や血などが、流れ出る。滴り流れる。「すずろに汗―・ゆる心地 ぞする」〈枕・二三〉 /日常

064: かたつむりオヤ左巻きバスが来た 葦


*これは面白い。ありがちななエピソードだ。 /日常 -「でで虫や雨降る中にバス来る」当たり前の事に説明はいらない /六合 *急にバスがやって来た。すぐに忘れられた蝸牛。バスが左巻きみたいで面白 い。 /せいち

065: 通し鴨ニホンダイスキ外国人 日常


*日本に来た外国人が日本の良さを知って永住するようになった。うれしいこ とですね。期待に恥じない良い国にしたいですね /つね子 -大阪は北も南も外国人だらけ。いやいや地方の小さな街も、カートを曳く外 国人でいっぱいです。ホンマにウエルカムなんですかねえ・・・。 /春甫

066: 滴りぬ崖のどこからともなしに せいち


-まさに「滴り」そのものの説明の句「滴は枝葉の涙のごとく落つ」 /六合 *夏の季語の「滴り」はなかなか難しいと思いますが、「崖のどこからともな しに」が効いていますね。まったくその通りだと思いますが、そのまま、素直 な表現がいいですね。 /都

067: 輪唱で蛍の歌を二度三度 百桃



068: 伸びしろを使い果たして金魚飼ふ 由人


*金魚が癒し?、金魚を楽しませでいる?使い果たすが語感を裏切って、悠然 と喜びを呼んでいる気がしました。 /葦 *季語は「金魚」。金魚を飼うというオチが結構印象的でした。 /のそう

069: 干上がりし簗に芥の重なれる 靖子


-芥(あくた):ゴミ /日常 *今年は、今になってゲリラ豪雨で、水害が出るような大雨が降りましたが、 その前はずっと日照りが続きました。こんな感じでしたね。 /春生

070: 滝落ちて素直となりし流れかな 六合


*「流れ」を主語としたところを評価しました。 /たかほ *成程。滝となって落ちるにはH2Oも緊張してるでしょうね。 /葦 -なんだか今の政治状況を皮肉ってるような・・・。イヤ、失礼! /春甫 -穏やかな流れとなっていく様が・・ /智子 *滝落ちて群青世界とどろけり秋桜子の続きのような気がする句です /優 *滝から続く川の流れの様子が、具体的でくっきりと表現されていて佳いと思 いました。 /都

071: 夏至の日の自転車高く吊られをり たかほ


*自転車屋さんへ行くとよく見ますね。最近は自転車も高価です。 /由人 *そう珍しい光景ではないのに、夏至の日が利いていますね。 /葦 *自転車店の店頭の状況でしょうか。自転車が高く吊られたという描写に夏至 の開放的な気持ちが表れているように思いました。 /龍夜 *おそらく実景なのでしょうが、魅力的な句です。塚本邦雄という前衛歌人が 居りまして「医師は安楽死を語れども逆光の自転車屋の宙吊りの自転車」とい う歌があります。それを思い出しました。 /馨

072: 留守番の子に差し出すや蛍袋 百桃


-留守居の子の為に蛍を買ってきた親心が見える。親子関係としたら、子に対 してして「中七の差し出す」は少し不自然? /六合 *ご褒美です。 /茉胡

073: 遺言書終へし深夜の生ビール 禄壽


*なかなかこの心境には達しません。もっともっと頑張らねばと! /春甫 -生ビールの味はどんな味でしたか?ちょっと考えました。 /智子 *遺言書を書き終えて、一安心というところですね。 /春生 *終活の一つを果たしてせいせいした気分がわかります /優 *ほっとしたことでしょう。「遺言を書き終へ」が分かり易いでしょう。 /茉胡 -遺言を書き終えて、深夜の生ビールはきっと格別だった事と思います。 /都

074: 伸び盛り卓球少女も若竹も 枯露柿


-季語は「若竹」。面白い比較だと思いましたが、少し印象が薄いと思いまし た。あくまで私の個人的な感覚です。 /のそう *真っ直ぐに気持ちよくすくすく伸びて気分がいいです /百桃 *最近のスポーツ界の少女達の活躍は素晴らしいですね若竹とは良い表現です /優 *オリムピツクを目指す少女たちのひたむきの練習すばらしい光景 /桃流 -卓球は人気スポーツになりました。 /馨 *昨今の少女たちの強い事!若竹も同じように伸び盛りです。この卓球の少女 たちの勢いも示しているようで好感度大の句です。 /都

075: 木苺や棘枝縫うて抓みゆき 文雄


-少年時代を思い浮かべて懐かしいですね /優
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