右脳俳句パソコン句会 4月例会(2)



               
   


 


028: 春めくやガラスの森の音楽会 由人


*中七が効いて面白い /六合 *安曇野にありそうな風景・・・空気も澄んで、きれいな森の建物です。 /紅香 *季語は「春めく」。「硝子」に惹かれました。 /のそう *文字通り春めくあかるい音を想像しました。 /智子

029: 目にひかりケルト音楽さくらもち 紅香



030: 不惑とは何時のことやら春の闇 春甫


*自分も40歳を過ぎたのに不惑とは言い難い、いったい誰が40歳を不惑と 決めたのだろう?そんなことを言いたいのでしょうか?ワカルワカル。 /枯露柿 -我々は、悟りに達することなく、迷い、惑って一生を終えるのかも。同感で す。 /文男 *現代生活にとって40歳不惑は早すぎますね時代にあった考え方をしましょ う /桃流 *40にして惑わず、ぼけたふりして・・・春の闇の季語があるのでなんとな くやさしい味がある /つね子 *いつまでも煩悩は消えません。 /茉胡

031: 京へ五里奈良へも五里のおぼろかな せいち


*「京へ五里奈良へも五里」という茫漠とした感じの表現は春ならではのもの です。 /龍夜 -どっちに行くか迷っているのか、京都と奈良は随分違いますから・・・ /つね子 -きっとあの辺で見てらっしゃる。。と想像しながら朧の景を目に浮かべまし た。 /智子 -京都と奈良の中間地点。宇治のあたりでしょうか。 /馨

032: 蕾増ゆいま佐保姫の來たるらし たかほ


*季語は「佐保姫」。空想とは言えリアリティーもありました。 /のそう *想像をたくましくする句です /優 -佐保姫は確かに春の季語で、春を司る女神といいますが、なかなか難しい季 語だと思って使えずにいます。こんに風に使う事もありますね。 /都

033: 耕せば大地ものみな囁けり 春甫


*息をしている大地の様子が伺えます /百桃 *芽吹いたばかりの雑草、地中から這い出たばかりの虫が目に見え、匂いまで 感じます。「耕」の季語の持つ力でしょうか。 /舞九 *耕して表れてきた黒土を擬人化していますが本当は作者の気持ちですね /優 *耕すが季語だと教えていただきました、とてもいい句だと思います /つね子 *土も生きています。 /茉胡 *眠りから覚めた大地との交信、耕すってこういうことなのですね。 /葦 *生気溢れる感じが出ています。 /春生 *力強い景色を力強く詠っていると思います。春の季語には農耕関連の季語が たくさんありますが、家庭菜園もしたことが無いと、「耕し」なんて使えませ ん。大地を耕している実感が伝わります。大地のすべてが「囁く」というのも、 すてきな感性です。 /都

034: 四月馬鹿教育勅語売切れです 禄壽


-ご時世ですなぁ。「朕惟フニ我カ・・・」お国の為に戦う事を禁じられた戦 後という状況に馴らされた「幸せ」。しかし、昨今では、「州兵」も国外へ派 兵される宗主国様の国内の実情もあり、対外交戦権の無い「州兵」まがいの自 衛隊が似た状況、状態になってきた。守るべき「お国」は何処に在りや。ラス トベルトを抱える米国、過剰な生産資材を抱える中国、東アジアの生産設備の 破壊を齎す朝鮮半島戦争の誘惑に彼らが耐えられるか?2017年春。そんな世情 である。 /日常 *あの小学校の教育勅語が話題になっています。売切れが上手です。 /由人 -まさに時事川柳の鋭さです。しかし教育勅語を売ってるんですねえ。(笑い) /春甫 *確かに、重んじることもあるのですが・・・・四月馬鹿であってほしいので すが・・・??? /文男 *時事句ですね。教育勅語には複雑な気持ちがあります。 /葦 *時事俳句でやや川柳めいた感じは否めませんが、季語が的確で、面白い句と 思いました。 /靖子 *こんな形で話題になるとは… /馨

035: 春寒の握手のあとの温みかな 智子


*目のつけどころというより、身の置き所が素晴らしい!大拍手です! /春甫 *温かさが伝わって握手の効果は凄い /百桃 -この句、仲直りをしたのかしらなんて考えました、 /つね子 -この「温み」はきっと、手の温かさも含んだ気持ちの温かさでしょうね。春 寒の一瞬を切り取って巧いと思います。 /都

036: 片棒を担ぐつもりの春の眉 日常



037: 閑散となりし提灯目刺焼く 春甫



038: 花冷や忌明け詣でる鈴の音 智子



039: 乳母車並べ桜にVサイン 舞九


-今時のママですね。ママ友と一緒にVサイン。笑顔が見えてきます。 /春甫 -若いお母さん方の一団ですか? /文男

040: 春スキー狐お座りお出迎え 熊谷邦雄



041: 山畑の煙一条春時雨 優


*句の形が良いです。春時雨のあたたかさを感じます。 /たかほ *美しい「新日本紀行」的な情景。絵になってます。 /日常 *長閑な春の情景を感じます、なだらかに傾斜した山の畑でしょうか。 /枯露柿 -春の煙一条の長閑な状態がわかります /百桃 *東京都青梅にある玉堂美術館でみた奥多摩を題材にした作品を思い浮かべま した。 /舞九 *いかにも山畑の風情が出ています。 /せいち

042: 雨脚のつよくなりけり花辛夷 六合


*句形がよいですね。雨の中でも辛夷の花が強く印象付けられ景が浮かびます。 /たかほ *春雨は時に強くなった弱くなったりします。辛夷の花はそれでも健気に咲い ています。 /せいち -せっかく咲いた辛夷の花。酷な雨です。 /都

043: 菜花漬け母の味付け懐かしむ 百桃


-「菜花漬」の味といえば、あまり違いはないように思うのですが、母の味の 記憶がしっかりとあるんですね。それが幸せなんですね。 /春甫 *なんとなく、素朴だけれど深い味。 /春生

044: 7年前産湯使えし孫卒園 紅香


-東日本大震災の時生まれた子供の話題、いろいろありました、表現方法もい ろいろあったように思います。 /枯露柿

045: 花びらのためらふごとく着水す 春生


*風に舞う花びらも、何処かためらってるように感じる・・・実感です。水に 落ちるのを嫌ってるようにも・・・こんな視点に拍手です。 /春甫 *池のほとりの桜の木から花弁がはらはらと舞い落ちる、ためらふごとくの表 現が良いと思います。 /枯露柿 *花びらが池に散る一瞬をスローモーションのように捉えています。 /舞九 *よくわかります /つね子 -中七がうまい表現です。。 /智子 *ためらうごとくに実感あり。 /馨 *桜花がたくさん散っています。その一片の花は、とても軽く、重力に反する ようにふわふわしています。その様子を「ためらふごとく」とはその軽さを見 事に詠いましたね。 /都

046: 右左新入社員の初日かな 馨


*初日は作者の初日であろう、進入社員に挟まれて作者の初日も、一層、緊張 するとともに、初々しい気分になったことだろう。 /文男

047: 春日傘帝国ホテルに消え果てる つね子


*季語は「春日傘」。「消え果てる」が文芸心を刺激します。 /のそう

048: 師の姿枝垂桜の中に消ゆ 春生


-卒業式での別れの情景でしょうか?卒業式の時期はまだ枝垂れ桜の時期には ちょっと早いかも。 /枯露柿

049: 腹這いて遊ぶ子供ら春休 優


*「腹這いて」が良いですね。句形もよいです。過不足のない非常に良い句で す。 /たかほ *春休みでないと腹這ふほどゆったりした時間がないですね。 /百桃 -今の子供たちも野原で転がるのが好きですね。 /都

050: 春光を編む手のような手話の指 桃流


*美しい光景です。 /日常 *この状況を詠む目線の暖かさが、素晴らしい!読んでいるほうもホッとしま す。 /春甫 *「手」と「手話」の手の重ねも白いところも有ろと思うが・・「春光や手編 みのごとき手話の人」 /六合 *手話をしている人をうまい表現で詠んだと思います /枯露柿 *「春光を編む」という表現がいいですね。それだけに「手のような」と「手 話の指」の繰り返しが勿体ないと思いました。お叱りを覚悟の私案ですが、「 春光を編んで少女の手話の指」では如何でしょうか? /舞九 *これはもう感心です。特に上5が素晴らしいです /優 *「春光を編む手」というところが作者の工夫した表現です。作りすぎという 批判の手前でとどまっていると思います。 /龍夜 *優しさが手に表れています。 /茉胡 *手話がなかなか覚えられないのですが、指の動きが神業のようにも見えてき ます。素敵な表現ですね。 /葦 -指の動きが鮮やかに見える句 /智子 *手話はよく俳句に見ますが、この句は最高です。話している人も、見ている 作者も明るくて幸せそうです。 /靖子 *「春光を編む手のような手話」うまいですね。ただ、季語「春光」が比喩に なっているのはどうも。 /春生

051: 女子大の角を曲れば芽吹く木々 都


*季語は「木々芽吹く」。動が感じられました。 /のそう *女子大が効いていると思いました。 /靖子

052: 麗かや先生を待つ小半時 都


-何の先生でしょう。俳句の先生ですか。 /馨

053: ふらここや片方傾ぐままに漕ぎ たかほ


-アンバランスさが興味をそそるし、遊戯に軽はずみさがさらに増してはいる。 /日常 *公園のブランコが誰かのいたずらで鎖が巻かれ台が傾いている。 /由人

054: 風流や不来方(こずかた)に来る春遅し 桃流


-東北、岩手県地方では、関東より春の来るのが遅い名は自然な事、それが、 風流と取れるかは、難しいところですね。 /六合

055: 花曇り大手門には人だかり のそう




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