後ろめたさがあるのか、盗掘跡は枯葉で巧妙に隠されています。しかし、手で掘れるような土ではなく、深くまでは掘られていません。結局、カタクリをいじめているだけです。
 このあと、あらためてスコップを用意して、掘りに来るのでしょうか。

カタクリの群生地
  全国的に減ってきたカタクリですが、こちらでは明らかに増えています。

カタクリは発芽から花が咲くまで7−8年、葉が出ても2枚揃うまでは花は咲きません。カタクリ群落の周辺には、下の写真のように片葉が2−5mの幅で現れていますので、その部分で増えていることがわかります。

 すでにカタクリの盗掘跡がみられます。カタクリの鱗茎は70−80cmの地下にあり、スコップなどで本格的に掘らないと手に入りません。掘ってあきらめて茎から持ち帰っても絶対に植えつくことがないのにね。ちなみにひとりで1m3掘るには1日かかります、参考まで。 
下の写真は、ご先祖様が必死になって拡げた谷あいの田んぼですが、今はこのとおり。食糧自給など程遠いことですね。

カタクリ林道の会 関連ページ

 カタクリ群生地は全国的に減少するとともに、ファンが増加しています。
 ここ北信濃「川谷」では、むしろ増加してきています。山間の田んぼが減反で栗林などになり、やがて耕作放棄地となって管理されなくなりました。そうしたところは、カタクリやフクジュソウ、ニリンソウなどの群生地になって、結果、増加しているようです。
 しかし、現在が過渡期にあって、生息地がブッシュで覆われるようになると減少し始めるかもしれません。
 今回、会ができた群生地は、林間事業のため必要な林道を開いたことにより生息地が広がったところです。杉や唐松だけの植林地では、一年を通して樹間に日が届かず山野草の生息地には不適だったところ、林道で開いたことにより群生地が広がったものと推測されます。

  カタクリ林道の会は、自然保護団体とは違います。林業事業のための林道の利用と、カタクリ等の群生地の保全を両立させるための組織です。
  昨年、報道関係者から報道の打診があり、受け入れ態勢の未整備を理由にお断りしていましたが、地区協議会等の動きで一般に知られるようになってしまいました。こうしたことから、地権者と林道関係者が林道利用とカタクリ等の群落保全対策、生息状況調査、一般開放に向けてのイニシアチブを率先してとろうというものです。

盗掘の状況

H20.4の状況です

「カタクリ林道の会」が最も重視することは、会員同士の徹底した情報共有と相互理解です。そのため、会での意見や活動などは地元川谷区をはじめ、長野市や豊野地区協議会などのほか、一般に情報発信いたします。

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カタクリ群生地の整備をしました。

天然のコケダマ

  カタクリ林道で見つけました、元は切り株です。

 8月23日、カタクリ林道の会、地区自治協議会主催で、区や支所、公民館や愛好家の皆さん20名あまりで群生地の整備をしました。
 来春にはじめて一般公開することを視野に、低木やつるなどの除去、歩道の整備として支柱の設置など汗をかきました。夏といいながら気温が低く、曇り空の中、作業にあたっていただいた皆様には、ほんとうにお疲れ様でした。

 カタクリ林道の会、豊野地域公民館、豊野住民自治協議会の主催による「カタクリ鑑賞と早春の山野草巡り」を開催、県自然観察インストラクター「渡辺富子さん」を講師にお招きし、最高齢85歳のおばあちゃんも参加し、楽しく、和やかに2時間あまり歩きました。

4月11日(土)カタクリ林道の一般公開にあわせて観察会を開催しました。

カタクリ林道で見られた山野草

ながのまちづくり活動交付金による補助が決定

 翌4月12日、ながのまちづくり活動交付金の公開審査会で「カタクリ林道の会」がプレゼンテーションしました。市内各種団体の激戦の中、実践部門ではトップの成績でH21年度長野市の補助金が交付されることに決定しました。ありがとうございました。

 また、一般公開以来、現地に設置した整備協力金等の合計額が、4月19日現在で9,011円になりました。ご協力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。

 4月11日現在の繰越赤字残高、65,545円でしたが、これら貴重な収入は、園路拡張工事や活動収益計画の先行投資に活用します。  
 

 先ずはお茶やコーヒーを飲みながら初めての人ともうちとけ合い、挨拶や作業の説明を聞きました。
男性2グループ、女性1グループに別れ、それぞれの持ち場に資材や道具を持って移動。なにせ、はじめて階段をつくる素人の集団、手探りで試行錯誤しながら進めました。

 それでも徐々に慣れてきて、地山を掘る人・均す人、杭を打つ人、丸太を束ねる人など自然に分担し、効率的に進みます。やがて、立派な階段が姿を現してきました。

 ついに完成!! 作業によって形が現れる、ものづくりの喜びの瞬間です。ついつい記念写真撮影。里山の梨やプルーン、手づくりクッキーでお茶やコーヒーを飲みながら話が弾みます。
 「長野市地域振興課」と「ぷらっと」のお二人にも、行きがかり上、お手伝いすることになりありがとうございました。
 皆様、ご協力ありがとうございました。来年の観察会でお会いしましょう。

もう一息、仕上げになってきました。

平成21年9月13日(日)、「カタクリ林道の会」H21年度集中整備を実施しました。
 会のほか豊野地区住民自治協議会、川谷区も主催、市立豊野公民館が後援し、駐車場から入る園路の拡張工事100mで階段2箇所の設置と、園内の落ち枝拾いをしました。
 長野まちづくり交付金の決算では、交付金額236,000円や寄付金・協力金など43,398円、山野草巡り参加者負担金2,000円、利子5円含めて収入が281,403円。支出は杭や誘導ロープ・休憩用のテーブル・イスなどの消耗品や事務費などと繰越金205円を含め同額となっています。

 長野市からの交付金や、現地に設置した協賛金など会の活動に大変助かりました。心から御礼申し上げます。

 また、観察会や9月の園路拡張工事には、ご協力をいただきありがとうございました。

 H22年に予定しました観察会は、季節はずれの積雪のため中止になり残念でした。

 その後、カタクリ林道には大都市圏からの来園も含めて、予想以上に大勢来ていただきました。また、5月4日現在、協力金は4,610円になりました。どうもありがとうございました。来年もどうぞ楽しみにお待ちください。


 H22シーズンのカタクリの写真を掲載します。
  

左の3枚は4月17日(土)午前6時30分頃、一番右は「長野市民新聞」に掲載された午後の写真

そして今年のカタクリ三兄弟はこれ。

今年注目された白花のカタクリ、葉も雌しべも雄しべまでもが白いカタクリです。10万株にひとつと言われ、現在までに3株見つかりました。公称30万株どおりです。これから、カタクリ以上のチゴユリが群生します。

H22年4月カタクリ林道の総括