季節限定 冬 その1 掘りごたつ

 お風呂の焚口から「熾き(おき)」を取り出します。熾きは「十能(じゅうのう)」と呼ばれる運搬具?に入れて、掘りごたつのある居間まで運びます。ときどきこぼれて絨毯を焦がします。

 無事、居間まで到着。掘りごたつの掛け布団を持ちあげ、こたつの中の木枠を取り出します。灰の上へ運んできた熾きを投入。

 熾きをすべて投入し、軽く灰を被せて完了です。木枠と布団を戻して、家族で暖まります。

掘りごたつのしくみをご紹介します。

 掘りごたつのしくみを見ていただきました。でも、写真でみていただいた掘りごたつのしくみも、実はもっと広い里山の暮らしがあって成り立っているのです。
 リンゴの剪定や、山の雑木払いで出てくる幹や枝は、いったん出てきた畑や山で半年から1年以上、乾燥させます。
 その後、乾燥した薪は、一定量を家の所定の場所へ保管し、毎日のお風呂を沸かすのに使用します。薪は、火のつきの良い細いものからだんだん太いものへと3種類くらいに分類してあります。
 お風呂を沸かすときも、焚口に細いものや太いものなど、上手に組み合わせて投入して着火します。お風呂を沸かす熱量は、もっぱら太い薪が支配します。投入する太い薪の本数は、四季で変動するほか、堀こたつで使用する量も考えて投入されるので、職人技になります。でも、ときどき火が立ち消えし、冷たいお風呂で大騒ぎになることもあります。

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